積めて泊まれる新型軽「ホンダN BOX+」登場

2012.07.05 自動車ニュース
「ホンダN BOX+」。写真のモデルは、ルーフとボディーの色が異なる「2トーンカラースタイル」。
積めて泊まれる新型軽「ホンダN BOX+」登場

積めて泊まれる新型軽「ホンダN BOX+」登場

本田技研工業は2012年7月5日、新型軽乗用車「N BOX+(エヌボックス プラス)」とそのドレスアップバージョン「N BOX+ カスタム」を発表。翌7月6日に発売する。

積載能力に強みを見せる「ホンダN BOX+」。オプションの「アルミスロープ」(写真)を使えば、車いすなども容易に積むことができる。
積載能力に強みを見せる「ホンダN BOX+」。オプションの「アルミスロープ」(写真)を使えば、車いすなども容易に積むことができる。
荷室は3枚のボードの付け外しによりアレンジ可能。後席のヘッドレストは、写真のように荷室のサイド部に収納できる。
荷室は3枚のボードの付け外しによりアレンジ可能。後席のヘッドレストは、写真のように荷室のサイド部に収納できる。
「ベッドモード」の様子。「身長190cmのひとが二人、足を伸ばして寝られる」とうたわれる。
「ベッドモード」の様子。「身長190cmのひとが二人、足を伸ばして寝られる」とうたわれる。

■アウトドアでも介護でも

広さと使い勝手がウリの軽乗用車「ホンダN BOX」が2011年12月に発売されてから7カ月。その派生モデル「N BOX+(エヌボックス プラス)」がデビューした。

今回の「N BOX+」も、「N BOX」と同様、“スーパーハイトワゴン”と呼ばれる背の高いワンボックスタイプ。見た目は「N BOX」そのもので、寸法(全長×全幅×全高=3395×1475×1780mm)の違いを言えば、背が10mm高いだけ。実際、リアのハッチとリアバンパーを除き、外装は全て「N BOX」と共通である。

ただし、中身は大きく異なる。「N BOX」がミニバン並みに広い後席の居住空間を特徴としたのに対し、「N BOX+」はその後ろ、荷室の使い勝手をウリとする。
ラゲッジスペースの奥行きは、「N BOX」の約1.5倍にあたる630mmを確保。3枚のボードで構成されるフロア部分は、そのボードの配置を変えることでさまざまなアレンジが可能。積み荷の高さに柔軟に対応することもできれば、後席のダイブダウンと合わせて、フラットかつ広大なスペースを作り出すこともできる。
さらに、後席を畳んだ状態で前席を後ろに寝かせ、前述のラゲッジボードとひとつながりにすれば、足を伸ばして快適に寝られるだけのスペースが得られる(ベッドモード)。

ラゲッジボードを全て除いた際に現れる床が、後方に向かって傾斜しているのもミソである。リア開口部の地上高は、「N BOX」よりもさらに150mm低い330mm。これにオプションのアルミ製スロープを継ぎ足すことで、小型のオートバイや、車いすなども容易に積み込むことができる。
「そもそも、車いすが積める“介護に適したN BOX”を作りたかった。さらにレジャーの用途を充実させて、商品としての完成度を高めたのがN BOX+です」とは、開発陣の弁である。

運転席まわりのデザインは、基本的に「N BOX」と変わらない。
運転席まわりのデザインは、基本的に「N BOX」と変わらない。
広い居住空間を実現する、小さなエンジン。自然吸気とターボの2種類が用意される。
広い居住空間を実現する、小さなエンジン。自然吸気とターボの2種類が用意される。
こちらは、オプション「テールゲートカーテン」の装着例。車内のシェードや収納など、車中泊を前提とした純正グッズも多数用意される。
こちらは、オプション「テールゲートカーテン」の装着例。車内のシェードや収納など、車中泊を前提とした純正グッズも多数用意される。

■いいとこそのまま独自の工夫も

かような荷室を実現すべく、リアシートの位置は「N BOX」比で20cmほど前方に移動した。それでも後席のニールームはリッターカーの「フィット」並み。「たっぷり積めて、大人4人がゆったり乗れる」と開発陣も胸を張る。

さらに前方のインテリアデザインは、基本的に「N BOX」と変わらない。ベッドモード時(前述)における使い勝手の理由から、前席の形状こそやや平らになるものの、豊富な収納や、合わせ鏡を使って視界を確保する「ピタ駐ミラー」などの“便利機能”もそのまま受け継がれている。

一方、車体後端の開口部が大きくなること、重量物の積載が見込まれることから、車体後半のフロア部分には独自の補強が施されており、サスペンションもまたN BOX+独自のセッティングとなっている。
また、ホンダの軽乗用車としては初めて、横滑りを防止する「VSA」と坂道でのずり下がりを抑える「HSA(ヒルスタートアシスト)」が全車に標準で与えられる。

鼻先に積まれるエンジンは、660ccの自然吸気エンジン(58ps、6.6kgm)とターボエンジン(64ps、10.6kgm)の2本立てで、これまた、先輩格の「N BOX」シリーズと同じもの。
「N BOX+」には、スポーティーなエクステリアをまとう「N BOX+ カスタム」が「N BOX」と同様に用意され、そのいずれについても、自然吸気とターボの両方が選べるようになっている。

価格は、「N BOX+」が「G」(FF/CVT)の135万円から「G ターボパッケージ」(4WD/CVT)の171万円まで。ルーフとボディーが色分けされる「N BOX+ 2トーンカラースタイル」が、「G Lパッケージ」(FF/CVT)の151万2500円から「G ターボパッケージ」(4WD/CVT)の176万2500円まで。「N BOX+ カスタム」が「G」(FF/CVT)の154万円から「G ターボパッケージ」(4WD/CVT)の187万円まで。

(webCG 関)

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