9代目マークII、デビュー

2000.10.25 自動車ニュース
 
 
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9代目マークII、デビュー(10/25)

■捨てられたアイデンティティ

「ハイソカーブーム」やら「シーマ現象」やら、あの頃はクルマも元気だった……、 とバブル期の感慨にふけるヒマもなく、2000年10月24日、トヨタのFRセダン、マーク IIのニューモデルが発表された。
かつて一大人気を誇ったマークIIも、はや9代目。打って変わってセダン不遇の時代 ゆえか、姉妹車クレスタ、チェイサーの新型は、お披露目されなかった。マークIIの 販売動向を見てから、投入されるのだろう。

ニューマークIIは、ニューコンセプトモデル(NC)こと文豪派プログレをベースにする。 2780mmのホイールベースは共通ながら、ボディは全長×全幅×全高=4735×1760×14 60mmと、同車よりひとまわり大きい。
もっとも、先代モデルと比較すると、ホイールベースが50mm延長された一方、全長は 25mm短く、「ショートオーバーハング・ビッグキャビン」スタイルにグッと近づいた。
注目すべきは60mmも高くなった全高で、ドアを開ければ、そこには窓枠が! 
マークIIのアイデンティティたる「低い車高、小さなキャビンのハードトップ」とい うコンセプトは、ついに捨てられた。

■主力は、2.5リッター直噴ユニット

従来の「グランデ」「ツアラー」のラグジュアリーとスポーティにわけたグレード構 成は、外観では、フロントグリルやリアのガーニッシュが異なる「グランデ」「グラ ンデiR」として引き継がれた。
内装は、前者がチャコール(灰)、アイボリー(薄茶)をベースにライトブラウンの木目 調パネルを配し、後者はブラック基調にワインレッドの木目柄を採用した。
iRモデルには2リッターモデルが設定されないほか、専用のサスペンションチューン が施されたという。

エンジンは4種類。いずれも直6DOHC24バルブである。
燃費向上が見込める直噴「D-4」ユニットを主力にすえ、3リッターエンジンはカタロ グから落とされた。

○2.5リッターターボ(280ps/6200rpm、38.5kgm/2400rpm)
○新しいモデルの主力、2.5リッターNA直噴(200ps/6000rpm、25.5kgm/3800rpm)
○4WD用の2.5リッターNA(200ps/6000rpm、26.0kgm/4000rpm)
○廉価版2リッターNA(160ps/6200rpm、20.4kgm/4400rpm)

トランスミッションは、基本的に4段AT。直噴「D-4」モデルの一部に5段ATが奢られ 、また、「グランデiR-V」に搭載されるターボユニットにのみ、5段MTが組み合わさ れる。

駆動方式はもちろんFR。ただし雪国向けに、NAモデルに四駆版が設定される。
サスペンションは、4輪ダブルウィッシュボーン。

価格は、
2リッター:235.0から265.0万円
2.5リッター:326.0万円
2.5リッター直噴:273.0から306.0万円
2.5リッターターボ:330.0から336.0万円

なお、ステアリングコラムから生えたレバーのみで操縦できる「フレンドマチック」 取り付け専用車は、2リッターのみで、239.4から269.4万円。助手席回転シート仕様 は、2リッターが242.7から272.7万円。2.5リッター直噴が、280.7万円となる。

(web CG アオキ)

 
 

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