トラクションコントロール、F1で復活

2000.11.15 自動車ニュース
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トラクションコントロール、F1で復活(11/15)

F1にトラクションコントロールが戻ってくる...。テクニカルディレクターをはじめ、F1チームからのメンバーで構成されるシンクタンク、「F1テクニカルワーキンググループ」は9日に会合を開き、1993年に全面禁止されたトラクションコントロールシステムの使用再開を、満場一致で可決した。12月にモナコで行なわれるFIA(国際自動車連盟)のF1委員会で承認されれば、2001年から正式に許可される見込みだ。

トラクションコントロールシステム(TCS)とは、ホイールスピンを抑制する装置。センサーがホイールスピンを感知すると、コンピュータがエンジンの回転数を制御し、的確なトラクションを路面に伝えるという仕組みだ。1990年代初め、F1マシンが過度に電子制御化されているとの批判に応え、FIAは1994年から、TCSをはじめとする「ドライバーズエイド」を禁止していた。

TCSは、コンピュータのソフトウェア上に存在するため、違反を発見することが困難とされる。F1テクニカルワーキンググループは、「違反を犯しているチームがいる」ということが半ば公然と語られる近年の状況を鑑み、「機能しない規則なら、いっそ廃止したほうがいい(つまり、正直者がバカを見るのはもうゴメンだ)」という見解に至った。(web CG 有吉)

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