【スペック】全長×全幅×全高=4770×1885×1690mm/ホイールベース=2740mm/車重=2150kg/駆動方式=4WD/3.5リッターV6DOHC24バルブ(249ps/6000rpm、32.3kgm/4800rpm)、フロント交流モーター(167ps、34.2kgm)、リア交流モーター(68ps、14.2kgm)/価格=659万円(テスト車=731万4500円)

レクサスRX 450h“バージョンL・Air suspension”(4WD/CVT)【試乗記】

おもてなしの心 2012.07.03 試乗記 レクサスRX 450h“バージョンL・Air suspension”(4WD/CVT)
……731万4500円

マイナーチェンジで見た目が新しくなった「レクサスRX」。エアサス付きの豪華グレードに試乗して、グローバルでの人気のわけを考えた。

レクサスブランドの屋台骨

レクサスは、新型「GS」に初めて採用した「スピンドルグリル」という顔つきを今後全車に展開し、BMWのキドニーグリルのように、どのモデルを見てもひと目でレクサスとわかるデザインを目指している。当然、マイナーチェンジした「RX」にも採用した。どうだろう、RXの元のデザインに違和感なく溶け込み、10分も見ていると、もともとこうだったと思わせる上手な移植手術と言えるんじゃないだろうか。まぁ元のを10分で忘れるのも問題だが……。

RXは、北米ではレクサス各モデルのなかで最も売れている。現行モデルの登場から3年たつが、実はセダンの「IS」や「ES」よりも売れているレクサスのドル箱なのだ。日本では、SUVの流行は過ぎ去り、販売ランキングの上位30位に食い込むSUVといえば、ひとつ小さいクラスの「マツダCX-5」や、もっと小さいクラスの「日産ジューク」くらい。

だが、レクサスにとってはRXが日本で売れようが売れまいが関係ない。関係者の視線はほぼ北米のみに向けられている。北米市場には各メーカーの500万〜600万円級の高級SUVをまとめて飲み込む力があるということに、あらためて驚かされる。クルマがどんどんアメリカ人好み、中国人好みになっていくのは寂しいけれど、RXのバタ臭さは嫌いではない。

RXには3.5リッターV6エンジン+モーターを搭載した「450h」(4WDとFF)と3.5リッターV6エンジンを搭載した「350」(4WDとFF)、2.7リッター直4エンジンを搭載した「270」(FFのみ)がある。

今回乗った「450h」は4WD車。発生回転数は公表されないが、システムの最高出力は299ps。システムの最大トルクも公表されていないが「350」の最大トルク35.5kgm/4700rpmよりも低い回転域でより大きなトルクを発生することは間違いない。アクセルペダルとエンジンの間にモーターをかまされたら、もうスペックから力強さを想像することは難しいのだが、乗った感じでは、最大トルク40kgm以上のSUVと同等かそれ以上の力強さを感じた。CVTのマナーにも気になるところはない。ハイブリッド車の場合、エンジンとモーターのそれぞれの駆動力を組み合わせて走るが、エンジンとモーターが同時には最高出力を発生しないので、システム出力はエンジンとモーターそれぞれの最高出力を足した数字にはならない。トルクも同様だ。

写真のインテリアカラー「サドルタン」は、今回のマイナーチェンジで設定された新色。セミアニリン本革シートは、ベンチレーション機能とヒーターを備える。
写真のインテリアカラー「サドルタン」は、今回のマイナーチェンジで設定された新色。セミアニリン本革シートは、ベンチレーション機能とヒーターを備える。
3.5リッターV6エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。公表される燃費は、JC08モードで16.4km/リッター、10・15モードで18.8km/リッター。
3.5リッターV6エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。公表される燃費は、JC08モードで16.4km/リッター、10・15モードで18.8km/リッター。
ハイブリッドの4WD車ではリアにもモーターを搭載。通常は前輪駆動で走行し、全開加速時や前輪のスリップ時には、四駆状態に切り替えることで安定性を確保する。
ハイブリッドの4WD車ではリアにもモーターを搭載。通常は前輪駆動で走行し、全開加速時や前輪のスリップ時には、四駆状態に切り替えることで安定性を確保する。
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