マゼラーティのニューモデル「スパイダー」発表される

2001.10.11 自動車ニュース
 

マゼラーティのニューモデル「スパイダー」発表される

コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドは、マゼラーティ「3200GT」のオープンモデル、その名もズバリ「スパイダー」の販売を、2001年10月10日に発表した。



 

「マゼラーティ・スパイダー」は、2001年9月に行われた第59回フランクフルトモーターショーでお披露目された、オープン2シーター。フェラーリ傘下に入って最初に開発された4シータークーペ「3200GT」のシャシーを220mm切り詰め、2440mmのホイールベースに電動ホロ付きのボディを載せる、マゼラーティ3年ぶりのニューモデルだ。
新開発の4.2リッターV8エンジン、6段のセミオートマチックトランスミッションなど最新テクノロジーを満載したこの「スパイダー」をもって、マゼラーティは2002年1月から北米市場へ13年ぶりに再参入することを予定している。ポルシェ「911」やメルセデス「SL」など、強豪ひしめくマーケットに割ってはいらんとする、気合の入ったモデルなのだ。

3200GT同様、エクステリアの基本はジウジアーロ率いるイタルデザインが手がけたもの。スパイダーでは、これにピニンファリーナの手が加わり、さらに流麗なフォルムとなった。3200GTで不評だった「八の字」型ランプは、コンベンショナルなコンビネーションランプに変更された。

ボディサイズは、全長×全幅×全高=4303×1822×1305mm、ホイールベースは2440mm。3200GTより、全長は207mm短く、ホイールベースは220mm短い。「よりコンパクトにスポーツカーらしく」(マゼラーティ社アントニオ・ディレスタ セールスマネージャー)した。
 



 

ソフトトップは、片道約25秒で自動開閉するもの。シート後ろには、アーチ型のロールバーを設置し、万が一の際の乗員保護に寄与する。

パワーユニットは、新しい自然吸気4.2リッターV8エンジン。Vバンクは90度と、3200GTに搭載される3.2リッターV8と同じだが、シリンダーヘッド/ブロックにアルミを採用、全長を33mm短縮するなどし、3.2リッターユニットと較べ、20kg軽くなった。最高出力390ps/7000rpm、最大トルクは46.0kgm/4500rpmを発生。メーカー公表の最高速度は283km/h、0-400mは13.3秒、0-1000mは23.9秒というパフォーマンスを誇る。
 


F1日本グランプリを前に来日した、フェラーリF1チーム監督のジャン・トッドと、ドライバーのルーベンス・バリケロが発表会場を訪れた。
 

組み合わされるトランスミッションは、6段マニュアルと、ステアリング裏のパドルでシフトチェンジを行うセミオートマチック「カンビオコルサ」の2種類。イタリア語で"レーシングギアボックス"を意味する「カンビオコルサ」は、フェラーリF1に搭載されるものと基本構造は変わらない。走行状態に合わせ、「ノーマル」「スポーツ」「オート」「ローグリップ」の4モードを選択できる。「スポーツ」は「ノーマル」よりパドル操作時のギアチェンジがすばやく、「オート」はその名の通りシフト操作が不要なモード。「ローグリップ」は、雪や氷結路用のオートマチックモードだ。
トランスミッションをデフもろともリアに配置した「トランスアクスルレイアウト」により、空車時の重量配分は、前53:後47と理想的なものになった、とプレスリリースは謳う。

サスペンションは、4輪ダブルウィッシュボーン。アームにアルミを用いて、バネ下重量の低減を図った。さらに、「スカイフック」と呼ばれるセミアクティブサスペンションシステムが備わるのも注目すべき点。フロントサスペンションなどに備わる6個のセンサーが車体状況を感知して、コンピュータが最適なダンパーコントロールを行うというもの。データを演算後、0.025秒というはやさで最適なダンピングに切り替えるという。
ブレーキは、ブレンボと共同開発した4輪ベンチレーテッドディスクを装着。前235/40ZR18、後265/35ZR18という、スーパースポーティーなタイヤを履く。

価格は、6MTモデルが1250.0万円、「カンビオコルサ」モデルは1295.0万円となる。

(webCG 大澤)

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