東京モーターショー速報:サーブ

2001.10.24 自動車ニュース
 

東京モーターショー速報:サーブ

サーブのプレスブリーフィングは、2001年10月24日13時から東ホールで行われた。
説明に立ったのは、日本ゼネラルモーターズ株式会社ゼネラルマネージャー、ポンタス・ハグストロム氏。「キャディラック」と「サーブ」のブランドをコントロールする立場にある。



 

サーブがGMグループに入ったのは1990年。それから約10年間、「(サーブは)より広いリソースを活用することができました」とグループの一員になったメリットにまず言及した。グループ内でサーブのキャラクターは尊重され、「2010年までに6つのニューモデル」をリリースするという。そのために、スウェーデンはトロールハッタンに、ヘッドクォーター、研究開発部門、塗装、組み立て工場を集約した施設が建設される。

「サーブの潜在ユーザーは1千万人と考えています」とハグストロム氏。東京都の人口に満たない数ですが、と笑ってから、「今後25万人のユーザーを開拓していきたい」と、14万台弱のメーカーとしての抱負を語った。「サーブ・アンリミテッド・プロジェクト」と呼ばれるプランに沿ってブランドイメージをさらに強化、アジア太平洋地域でのサーブ車拡販を目指す。

「9x」をデザインした、アンソニー・ロー氏。香港生まれ。イギリスのRCAでデザインを学び、ロータス、アウディ、メルセデスを経てサーブに入社した。

 

コンセプトカーとしては、先のフランクフルトモーターショーでベールを脱いだ「9x」が展示された。クーペ、ロードスター、ワゴン、ピックアップと変化自在な「1台4役」を謳う。デザインを手がけたのは、アンソニー・ロウ。9xを、「スポーティでマルチダイナミクス」なクルマと紹介、「エクサイティングと実用性を両立した」と説明する。通常は2枚ドアスポーツワゴンの形態をとり、シチュエーションによって電動で開閉するガラスルーフ、平らな荷室を現出するリアゲイトなどが特徴だ。3リッターV6ターボ(300ps、41.8kgm)を搭載、シーケンシャルの6段MTを介して4輪を駆動する。100km/hまで5.9秒、最高速度250km/h(リミッター作動)と、プレス資料には記載される。

なお、サーブの現行モデルは、97年にプレミアムセグメントに投入された95シリーズの改良が発表された。外観の変更は、フロントヘッドランプカバーのクリア化、フロントバンパーの取り付け位置20mm前進など最小限にとどまるが、内部的には、欧州市場で重要なディーゼルユニットの強化をはじめ、1265カ所もの改良が加えられたという。日本においては、4段ATが5段化されたのが大きい。ステアリングレスポンスの改善、車両制御のための「電子制御スタビリティプログラム」といった電子デバイスが導入されたこともニュースだ。

(webCGアオキ)

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