東京モーターショー速報:フォルクスワーゲン

2001.10.24 自動車ニュース
 

東京モーターショー速報:フォルクスワーゲン

第35回東京モーターショー最初のプレスブリーフィングは、東ホールに陣を構えたフォルクスワーゲン(VW)からスタートした。



 

例年、東京モーターショーの直前に本拠地ドイツでフランクフルトモーターショーが開催されるにも関わらず、毎回「秘密のお楽しみ」を携えて来日するVWは、今回も期待に違わず世界初公開のビッグな“隠し玉”を披露してくれた。

「W12クーペ」とそのネーミングはいささかそっけないが、いかにもスーパースポーツカー・タッチのルックスをはじめとして、その内容は盛りだくさん(!)、エンジンはVW自慢の狭角(15度)バンクによる3リッターV6ユニットを並列に2機ドッキングさせた6リッターの「W12型」エンジン。最高出力は600ps、0-100km/h加速は3.5秒(!!)、最高速度は350km/h以上(!!!)と、すでに発表をされている「メルセデスベンツSLR」や「ポルシェ・カレラGT」に一歩もヒケをとらないスペックを誇る。

毎回“隠し玉”で楽しませてくれるVW。今年は、最高速350km/hという「W12クーペ」を披露した。

 

ヴィンターコルン開発担当重役によると、「このモデルはすでに量産を行うことを視野に入れている」。その言葉を裏付けるかのように、展示車両はすでにかなり完成されている。2台のうちの1台は、この10月にイタリアの「ナルド・サーキット」で世界スピード記録を樹立したばかりというプロトタイプ・モデル。これまで「シボレー・コルベット」が持っていた24時間の平均速度記録を12km/h上回る、295.24km/hのスピードで、7000km以上を走り切ったという。これ以外にも、2つの世界記録と6つの国際クラス別新記録を樹立したというこのイベントの模様は、随時会場でも画像が流されるから必見。

昨年、史上初めて500万台という年間生産台数を突破したVWグループは、「今年はさらにそれを上回る生産台数をもくろむ」とのこと。先日、末っ子モデルである「ルポ」を(本国に遅れること3年!)導入したこともあり、日本市場でもセールス絶好調のVW。日本の輸入新車マーケットではすでに事実上4台に1台がVW/アウディというシェアの高さを誇るVWグループだが、「今年は年間7万台のセールスを記録したい」と、さらにその鼻息は荒い。

(河村康彦)

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