東京モーターショー:いすゞ

2001.10.25 自動車ニュース

東京モーターショー:いすゞ

2001年10月24日、第35回東京モーターショーが開幕した。初日に行われた「いすゞ」のプレスカンファレンスの模様をお伝えする。

今回のいすゞブースは、オペルやサーブと共に、幕張メッセ東ホール「GM村」の一角に設置された。展示物は、参考出品車4台と量産モデル4台。さらに“ディーゼルのいすゞ”らしく、「次世代超クリーンディーゼルエンジン」(これが正式名称)をブースの片隅に展示する…という内容となる。

このところの業績不振が影響して、冒頭の挨拶は、「いすゞ自動車は今、かつての歴史上にない企業体質の変化を迫られている」といういささか沈痛なコメントで始まった。先ごろ実施された同社の大幅な組織改定の意味合いを説明するなど、どちらかといえば、「まずはいかにこの苦しい状況を乗りきって行くか」の説明に多くの時間が費やされた。
「GMファミリー全体のディーゼルエンジン開発の中枢を担っていく」ことや、「フレーム付きボディ車に特化して開発を続けて行く」ことなど、今後のいすゞというメーカーのあり方についても、これまでと同様の内容が繰り返されるに留まった。

参考出品車のうち、いわゆるコンセプトカーと目されるものは2台。日本語の“禅”という言葉をイメージさせる「Z・E・N」と名づけられたモデルは、「SUVの楽しさと商用車の機能性を新次元で融合させた、日本の伝統美を採り入れたクロスオーバー・ビークル」。一方の「GBX」は、「西部開拓期の駅馬車をモチーフとした、未来を開拓するSUV」で、観音開きのドアやスケルトン式メーターが特徴。
ただし、両モデルとも走りのメカニズムを持たない、いわゆる“ハリボテ”のデザイン・スタディに過ぎないのが惜しい。いずれも、量産につながる現実的かつ具体的なイメージを抱くことが出来ないのが少々寂しいいすゞだった。

(河村康彦)

 
Z・E・N

 
GBX

 

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。