東京モーターショー:マツダ

2001.11.01 自動車ニュース
 

東京モーターショー:マツダ


「ロードスターMPS」のフロア下には、ラダー型のアルミ製補強材「レインフォースメント」が取りつけられる。
 

■マツダ
「市販実現祈念」……ロードスターMPS

200psの2リッターNA(自然吸気)を搭載したスーパーロードスター。売るかどうかについては「信頼性の確保が……」と広報の人はいっていた。もちろん、モンダイはエンジンか駆動系のいずれかまたは両方だろう。ウーン、220psとかを平気で売ってしまうホンダはスゴイ。市販実現を強く祈念する。



 

「輸出仕様」
……新型直4(1.3リッター)のエグゾーストマニフォルド

「おお本格派。チカラ出そう」と思ってきいてみたらこのタコ足は欧州仕様。日本仕様は3000円だか5000円だかのコスト減を理由にいわゆる直下型触媒のタイプになるそうだ。つまり、中低速域のトルク特性がある程度犠牲になるのは覚悟のうえで出口に近いぶん(=排気温度が高いぶん)安い触媒で済むほうを採用と。ヴィッツもそれだったなあ。
あと、写真はないけどマツダは「第二世代」の直噴ガソリンエンジンも単品展示。国産他車から市販されている直噴ガソリンエンジンは混合気→燃焼ガスをピストンの窪みの壁にそって対流させる方式で、それだと燃焼がキレイにならないのでポテンシャルが低く、だから「市販化しようと思えばできたがウチはやらなかった」(担当エンジニア)。具体的には、マツダの「第二世代」型直噴ガソリンエンジンは壁でなく空気が混合気をガイドする。ただの希薄燃焼だと強力なトルクが出ないので、ひとつの究極は希薄なまま過給して(混合気の絶対量を増やして)やることだという。ただし念のため、ミツビシのGDIターボがそういうモノになっているわけではない。



 

「乗ってみたい」
……DIREC-D新型直噴ターボディーゼル

排気量2.0リッター。つまり乗用車用。こちらはタコ足どころかエンジン全体が日本市場導入予定ナシ。ただ、技術的にはけっこうスゴい。さらなる精密インジェクション制御を実現するうえで決め手といわれている(そしてまだ完全にはモノになっていない)ピエゾ素子を使うことなくメイン3回噴射(燃焼圧のピークを低く抑えられるためNOXや騒音の低減に大きな効果あり)を実現している。かつてのPWS(=プレッシャー・ウェーブ・スーパーチャージャー)に続くマツダの意欲作。アツいですねえ。「走り出しちゃえばすごく静か」がもはやアッタリマエの直噴ディーゼルターボだが、この新型ユニットはアイドリングでもガソリンに負けないレベルになっているという。乗ってみたい。

(森慶太)

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