トヨタ新ミニバン「ヴォクシー」「ノア」デビュー!

2001.11.16 自動車ニュース
 

トヨタ新ミニバン「ヴォクシー」「ノア」デビュー!

2001年11月16日、トヨタはワンボックス「ライトエースノア」「タウンエースノア」のフルモデルチェンジを発表し、新しい車名「ヴォクシー」「ノア」として販売を開始した。販売チャンネルは、それぞれネッツトヨタ店とトヨタカローラ店だ。

写真上:「ノア」
写真下:「ヴォクシー」

 

■FFシャシーと両側スライドドア
“Cubic Creator”を開発テーマにしたニューモデル最大のニュースは、使い古されたFR(後輪駆動)シャシーをついに捨て、ブランニューのFF(前輪駆動)プラットフォームを投入したこと。オデッセイ、ステップワゴン、ストリームとミニバン分野で快進撃を続けるホンダに対し、横綱トヨタによる反撃ますます厳しい。3列シート車の乗用車中に占める割合が25%にもなるというから、それもむべなるかな。
ニューシャシーとあわせ、ヴォクシー/ノアで新採用された「両側スライドドア」も、大きな武器となろう。

「新魅力空間」を謳うヴォクシー(V)のボディサイズをステップワゴン(Dタイプ/カッコ内)と比較すると、全長×全幅×全高=4560(4670)×1695(1695)×1850(1845)mm。ホイールベースは2825(2805)mmである。
折り紙でつくられたようなスタイルは、「先進的なキュービックスタイルを追求」(プレス資料)した結果だという。ちなみに、ヴォクシーは「クールで引き締まった安定感、鋭さや迫力により、若々しく精悍なイメージ」で、ノアは「クリーンで堂々とした存在感に、親しみやすさ、若々しさをプラス」したそうである。
CD=0.32というセダンなみの空気抵抗係数もジマン。前方投影面積の大きさはともかく、「燃費性能の向上に寄与しています」。

ワンタッチタンブルのシートアレンジ例

 

■ワンタッチタンブルとマルチ回転シート
ヴォクシー、ノアとも、全車3列シートの8人乗り。プラットフォームを新開発したことで、床を旧型より75mm下げることができた。110mm伸びたホイールベース、それにフロアトンネルを廃したフラットフロアも車内の広々感に貢献しよう。前席のヒップポイントは65mm低い795mmとなり、乗降性に考慮された。

マルチ回転シートのアレンジ例

 

セカンドシートは、バックレストを前に倒し、さらに前席バックレスト後に跳ね上げられる「ワンタッチタンブルシート」と、左右シートが回転できる「マルチ回転シート」にわかれる。
サードシートは、155mmのスライド量を誇り、ヘッドレストを付けたまま左右に跳ね上げて荷室を拡大することも可能だ。

写真は「ノア」のエンジンルーム

 

■189.0から259.0万円
ドライブトレインは、「2リッター直4+4段AT」の組み合わせに絞られた。2リッター「1AZ-FSE」ユニットは「VVT-i付きD-4」、つまり可変バルブタイミング機構を搭載した直噴エンジンである。152ps/6000rpmの最高出力と20.4kgm/4000rpmの最大トルクを発生。「10・15モード」走行燃費は14.2km/リッターで、全車平成22年燃費基準を先行してパス、また、平成12年基準排出ガス25%レベルも達成した。
4ATは、トヨタ得意の電子制御フレックスロックアップ機能付き(ECT-iE)。全車コラムシフトが採用された。
駆動方式には、FFのほか、トラクションコントロールと協調制御される電子制御カブリングを用いた4WDが用意される。

サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット/コイル、リアがトーションビーム/コイルとコンベンショナルなもの。一部グレードに、セミアクティブサスたる「H∞-TEMS」(Toyota Electronic Modulated Suspension)を搭載した。
アクティブセイフティとしては、アンチスピンデバイス「VSC」とトラクションコントロールが8.0万円のセットオプションとなるほか、ブレーキアシストと、制動力を前後に適正配分するEBD付きABSが標準で装備される。

価格は、以下の通り。
ヴォクシー(FF):189.0から235.0万円
ノア(FF):189.0から230.0万円
ヴォクシー(4WD):213.0から259.0万円
ノア(4WD):213.0から254.0万円

ちなみに、ホンダ・ステップワゴンは、185.8から254.8万円である。

(webCGアオキ)

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