スズキの新型軽自動車「MRワゴン」発表

2001.11.19 自動車ニュース
 

スズキの新型軽自動車「MRワゴン」発表

2001年11月16日、スズキは新型軽自動車「MRワゴン」を発表した。販売開始は12月4日から。



 

「Magical Relax」(=驚きの広さ)から名付けられたという「MRワゴン」は、「大人4人がくつろいで座れる広さと心地よさ」(プレスリリース)をコンセプトにつくられた軽ワゴン。スズキの大ヒット作「ワゴンR」が若い男性をターゲットとするのに対し、MRワゴンは20代から30代の女性を狙うという。

全長×全幅×全高=3395×1475×1590mm(2WD)、ホイールベース=2360mmというボディサイズは、ワゴンRより全高が55mm低くなったほかは、同サイズである。
デザインは、「ボンネットからバックドアまで一体となったモノフォルム」により、タウンカーとしての新しいデザインを実現したと謳う。ちなみに2001-2002グッドデザイン賞を受賞した。

ワゴンRと同じホイールべースにもかかわらず、FF軽自動車最長の有効室内長(運転席ペダルから、リアシートのヒップポイントまで)1655mmを確保できたのは、リアダンパーのボディ側取り付け位置を、90mm後方にずらしたため。
フロントシートは、「大型セパレートシート(センターアームレスト付)」。身長の低い女性でも運転しやすいよう、運転席側にはシートリフターが付く。リアシートは105mmスライド可能で足元を広く使えるのに加え、ヘッドレストを前に倒し、レバー操作で背もたれを前に折り畳んで平らな荷室に変更できる「スライド&ダブルフォールディング機構」を採用、助手席の「シートバック前倒し機構」を活用すれば、荷室から助手席までを使って長尺物を積める。また、前席のヘッドレストを抜いてバックレストを前に倒せば、室内をフルフラットにすることも可能だ。



 

パワートレーンは、可変バルブ機構を持つ0.66リッター直3気筒DOHC VVT(54ps/6500rpm、6.4kgm/3500rpm)と、0.66リッター直3DOHCターボインタークーラー付(60ps/6000rpm、8.5kgm/3000rpm)の2種類。いずれにもコラムシフト4ATが組み合わされる。どちらもスズキ自慢のオールアルミユニットだ。駆動方式はFFのほか、ワゴンR譲りの4WDが用意される。

サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット、リアはI.T.L(アイソレーテッドトレーリングリンク)と、形式こそワゴンRと同じだが、フロントは横力制御バネを採用してフリクションを低減し乗り心地を向上、リアは前述のとおり、ダンパー取り付け位置が変更された。安全装備として、全車に前席SRSエアバッグを標準装備、運転席には、シートベルトの作動を2段階に制御して、身体に一定以上の加重がかかるのを防ぎ衝撃をやわらげる「可変フォースリミッター」が軽自動車としては初めて採用された。

グレード構成は、NAモデルが廉価グレードの「E」、MD/CDオーディオと6スピーカーなどが装備される「X」と、ナビゲーションシステムが搭載される「Xナビパッケージ」の3種類。ターボエンジン搭載モデルは「ターボT」のモノグレード。「X」と同等の装備に加えて、アルミホイールやスポイラー、4輪ABSとブレーキアシストなどが標準装備される。

価格は、NA車が「E」2WDモデルの97.8万円から「Xナビパッケージ」4WDモデルの138.7万円まで。「ターボT」の2WDが125.0万円、4WDモデルは136.2万円。目標月販10000台をめざす。

(webCG 大澤)

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