F1プロストGP、危機的状況

2001.11.28 自動車ニュース

F1プロストGP、危機的状況

F1チーム「プロストGP」は2001年11月23日、フランスはベルサイユの裁判所に破産を申し立て、承諾された。負債額は約2億フラン(34億円)。今後同チームは、裁判所のもと、2002年シーズンに参戦するため大口スポンサーを探さなければならなくなった。

4回ワールドチャンピオンに輝いたアラン・プロストが、仏リジェチームを買収し、自身の名を冠したチームを立ち上げたのは1997年。初年度こそコンストラクターズ6位(21点)を獲得したものの、その後ズルズルとポテンシャルを下げ、メインスポンサーのゴロワーズ、そしてヤフーが相次いで撤退、財政難に陥ってしまった。加えて2001年シーズンは、高額なフェラーリ(の1年型落ち)エンジンを使ったことも影響し、チームの懐事情は冷え切ったものとなっていた。

チームボスのプロストは、休む暇もなく金策を練っている状態を「ひどい生活」としながらも、この逆境にくじけることはないと断言。「1983年や84年ごろ、メディアはこぞって私がワールドチャンピオンになることなどないといっていた。しかし、厳しい時を乗り越えて、結局4回もタイトルを取ったんだ」と、ドライバー時代の経験を持ち出し、このまま負けることはないとした。

元F1ドライバーで現在同チームの株式40%を保有するペドロ・ディニスが買収するのでは、との噂はディニス自身によって否定された。またルノー(ベネトン)F1を取り仕切るフラビオ・ブリアトーレの名前もあがっているが、今のところ“救世主”はあらわれていない。

(webCG 有吉)

F1プロストGP、危機的状況の画像

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。