【Movie】スズキ、新型軽「ラパン」発売

2002.01.23 自動車ニュース

【Movie】スズキ、新型軽「ラパン」発売

スズキは、新型軽乗用車「アルト ラパン」を2002年1月22日に発表した。同月30日から販売を開始する。

■「ゆるい」をコンセプトに

スズキのエントリーモデル「アルト」の名を冠した「アルト ラパン」。第35回東京モーターショーに「ラパン」の名前で参考出品されたことは記憶に新しい。
「アルト」を名乗れど、厳密には2001年11月16日にデビューした「MRワゴン」のプラットフォームを利用。「シートアレンジ」「乗り心地」を考慮して、リアダンパーの取り付け位置が後ろにズレている。

最大の特徴はデザインだ。「普通のクルマにはない、“ゆるい”というコンセプトを採用しました」と説明するのは、スズキ(株)四輪商品企画グループ・軽四輪車企画グループの畔柳清光課長代理。丸みを帯びた四角いボディと、家具や雑貨をイメージしたというインテリアは、いかにも女の子ウケしそう。「たれぱんだ」ならぬ「うさぎ(=ラパン)」のイメージで、ターゲットの20代独身女性を取り込みたいという考えだ。

エンジンは、MRワゴンでも使われるオールアルミ製658cc直3DOHC12バルブVVT「K6A型」(54ps、6.4kgm)のみ。トランスミッションは4ATで、コラムシフトとなる。駆動方式は、FFと生活ヨンクたるフルタイム4WDを用意する。

■こころのこもったデザイン

箱型ボディの角や前後ランプなど随所に「丸みのある長方形」を散りばめたアルト ラパン。「こころのこもったデザイン」というテーマが伝わってくる、ふんわりした「なごみ系」の雰囲気がある。フロントグリルに貼付した、うさぎをモチーフにしたエンブレムがカワイさを演出。某有名男性誌のマークにちょっと似ているような気もするが……。

「自分の部屋のようになじめる安心感」(広報資料)を出したという室内も、外観同様のデザインテーマを踏襲する。長方形のインストルメントパネルに、丸を強調したステアリングホイールやスピードメーター、アナログ時計にエアコン吹き出し口を配置。助手席前には、家具のような引き出しタイプの小物入れがあり、ユニークだ。

ボディ色は、「ラベンダーメタリック」などの淡い色から「ブライトレッド2」など原色系まで12種類。単色9色に加え、ルーフとアルミホイールにホワイト塗装を施した「2トーンカラー」3色を用意する。内装色は、淡いオレンジの「アプリコット」と深い青の「ネイビーブルー」2色をそろえる。

ボディサイズは、全長×全幅×全高=3395×1475×1505(4WDは1515)mm。ホイールベースは2360mmで、ベースとなったMRワゴンと同じ。車高を立体駐車場に入る高さに抑え、利便性に配慮した。アルトの名を付けたのは、ワゴンR、MRワゴンなど背高な「ミニ・ミニバン」との差を強調したかったからだろう。

広さが謳われる室内空間は、運転席のペダル中央から後席ヒップポイントまでの「室内有効長」を1655mmに設定、「FF軽乗用車でNO.1のMRワゴンと同じ」(プレスリリース)とした。立ち気味の各ピラーも、広さに一役買っているという。

機関面は基本的にMRワゴンのそれを踏襲した。658ccNAエンジンは、54ps/6500rpm、6.4kgm/3500rpmとMRワゴンと同じパワー、トルクを出力。サスペンション形式も、前マクファーソンストラット、後I.T.L(アイソレーテッドトレーリングリンク)と、やはりMRワゴン譲りだ。

■95.0万円から

グレードは、廉価版「G」、MD/CDプレーヤーやカーナビゲーション(オプション)、アルミホイールが付く「X」と、2トーンルーフなどが設定される最上級「X2」の3種類で構成される。駆動方式をあわせれば、全6種類から選ぶことができる。価格は、95.0万円から122.0万円まで。

シボレーブランドの「クルーズ」、Magical Relaxこと「MRワゴン」と新車攻勢をかける軽ナンバーワンのスズキ。三菱eKワゴン、ダイハツMAXに続く、「タワーパーキングに入る」新モデル、アルト ラパン。月間販売目標台数は5000台。「ゆるい」クルマは、どこまで認められるか?

(webCG 有吉)

【新車ニュース】スズキ(株)四輪商品企画グループ・軽四輪車企画グループの畔柳清光 課長代理に、webCGオオサワ記者がインタビュー。

 
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