トヨタ、「マークIIブリット」発表

2002.01.26 自動車ニュース
 

トヨタ、「マークIIブリット」発表

2002年1月25日、トヨタ自動車は、東京は池袋にあるショールーム「アムラックス」にて、新型ツーリングワゴン「マークIIブリット」の発表会を開催、同日販売を開始した。



 

■FRへの復帰

“高級FRツーリングワゴン”と銘打たれた「マークIIブリット」は、走りの魅力と日常の使い勝手の両立を謳う、トヨタの新型FR(後輪駆動)ワゴン。マークIIセダンのプラットフォームをベースに、高い走行性能を持ちながら、広い室内や収納性を兼ね備えたのがジマンだ。
チーフエンジニアの大橋宏氏によると、「いつまでも走りつづけたくなるようなツーリングワゴンに仕上げました」とのこと。ブリットが登場したことで、今までのFF(前輪駆動)カムリベースのマークIIワゴン「クオリス」の生産は打ち切られた。

マークIIブリットのボディサイズは、全長×全幅×全高=4775×1760×1470mm(2WD)、ホイールベース=2780mm。セダンと較べて全長は40mm長く、全高が5mm低くなった。「走りを予感させるスタイル」(プレスリリース)を目指し、フロントフェンダーからリアにかけてのラインなど、流れのあるデザインが用いられた。線形独立4灯ヘッドライトを採用し、顔つきがセダンと異なるのも特徴のひとつ。リア開口部にレインフォースメントを配置し、セダンと同等の剛性を確保したという。



 

使い勝手を考慮したという室内は、様々な収納スペースが設けられる。荷室の床を持ち上げると、容量51リッター(VDA法)のアンダートレイが出現する。「厚さが140mm程度ある私のカバンが入ります」と、前述の大橋氏。また後席のすぐ後側に、折りたたみ式の収納ボックスが標準装備されるなど、細かい配慮がなされた。



 

■盛りこまれた新技術

パワーユニットはセダンと同様。すべて直列6気筒で、2リッター(160ps/6200rpm、20.4kgm/4400rpm)、2.5リッター(196ps/6000rpm、26.0kgm/4000rpm)、2.5リッター直噴(200ps/6000rpm、25.5kgm/3800rpm)、そして2.5リッターターボ(280ps/6200rpm、38.5kgm/2400rpm)の4種類をラインナップする。組み合わされるトランスミッションは、ターボモデルのみ5段AT、その他は4段AT。駆動方式は基本的にFRだが、2リッターと2.5リッターには4WDも用意される。4WDシステムは、前:後=30:70から50:50まで、路面状況に応じて駆動力を電子制御する「i-Four」が採用された。



 

サスペンションも、セダンと同じ4輪ダブルウィッシュボーン。形式こそ変わらないが、リアサスペンションに、走行中や荷物積載時などに一定の車高を確保する「セルフレベリング機能」を備えたダンパーを装着(一部グレードを除く)。これにより、自然な操舵感とフラットライドを実現したという。
パワーステアリングは、車速に応じてステアリングの重さを自動調節する「プログレッシブパワーステアリング」を採用した(ターボモデルのみ)。

グレードは、ターボモデルの「2.5iR-V」、2.5リッター「2.5iR-S」、2リッター「iR」、そしてターボモデル以外に設定する、アルミ製ペダルやバックドアイージークローザーなどの装備を省いた廉価モデル「Jエディション」を用意する。安全装備である、EBD(電子制動力分配制御)付きABSと、前席SRSエアバッグは、全車標準装備だ。

価格は以下の通り

iR“Jエディション”(2WD):228.0万円
iR Four“Jエディション”(4WD):258.0万円
iR(2WD):248.0万円
iR Four(4WD):278.0万円
iR-S“Jエディション”(2WD):268.0万円
iR-S(2WD):288.0万円
iR-S Four(4WD):315.0万円
iR-V(2WD):339.0万円

(webCG 大澤)

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