【Movie】富士重工、スバル「フォレスター」をフルモデルチェンジ

2002.02.13 自動車ニュース
 
【Movie】富士重工、スバル「フォレスター」をフルモデルチェンジ

【Movie】富士重工、スバル「フォレスター」をフルモデルチェンジ

富士重工業は、スバル「フォレスター」をフルモデルチェンジし、2002年2月12日から販売を開始した。



 
【Movie】富士重工、スバル「フォレスター」をフルモデルチェンジ

■2代目は、キープコンセプト

「マルチスポーツ4WD」を謳い1997年にデビューした「フォレスター」。今回発売された2代目は、乗用車のような動力性能と、SUVとしての走破性を兼ねもつという、初代のコンセプトを引き継いでモデルチェンジ。キャッチフレーズは、「“BEST of BOTH”WORLDを追求したクロスオーバーSUV」。
「インプレッサ」のコンポーネンツを活用したのは初代同様。ジマンの水平対向4気筒エンジン、4WDシステムやパッケージングの熟成を図りつつ、燃費や安全性能の向上に力を注いだ。約30kgの軽量化、実用域にふった2リッターターボ、電制スロットル(ターボAT車)の採用が技術的なハイライトだ。
また専用レザーシートを奢ったオプションを設定するなど、特にインテリアの質感やコーディネートに配慮したのもポイント。「乗らなくても分かるよさ」を狙った。

ボディサイズは、全長×全幅×全高=4450×1735×1585mm、ホイールベースは2525mm。初代と較べ、全長で10mm拡大、5mm背が高くなった。
最低地上高は従来と同じ200mm、着座位置たる「ヒップポイント」は、乗り降りしやすいとされる600mmに設定した。悪路走破性と乗降性、広い運転視界は、初代譲りだ。



 
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■熟成の“クロスオーバーSUV”

エンジンは、2種類の2リッター水平対向4気筒「EJ20型」ユニットを用意。
可変バルブタイミング機構を備えるDOHC 16バルブターボ・インタークーラー付きユニット、その名も「クロスオーバーターボ」は、最高出力が220ps/5500rpm、最大トルクは31.5kgm/3500rpmを発生。レスポンスに優れる小径タービンを採用、初代と較べ20psパワーダウンしたが、その分常用域でのドライバビリティに重点をおいて出力特性を設定、発進時などの扱いやすさに配慮したという。
もう一方のNA SOHC 16バルブエンジンは、137ps/5600rpm、19.0kgm/3200rpmを発生。常用域(3600rpm以下)のトルクをアップさせ、出足のきびきび感を向上させたという。

トランスミッションは、ターボ、NAモデルとも5段MTと4段ATが用意される。
2リッターターボモデルに搭載される電子制御4段ATには、信号待ちなど一定の条件下で停車中、ニュートラルに自動的に移行し振動抑制と低燃費化を図る「Nコントロール」と、スイッチで低燃費モードを選べる「Info-ECOモード」が備わる。
4WDは、走行状況に応じて最適なトルク配分を行う「アクティブトルクスプリット方式」をメインに、後輪重視のトルク配分(前45:後55)とした「VTD-4WD」に車両挙動制御システム「VDC」を組み合わせた「VDC-4WDシステム」をオプション設定する。

2リッターNAエンジンには、コンベンショナルな電子制御4段ATとアクティブトルクスプリット方式4WDを採用。両エンジンとも5段MTにはべベルギア式のセンターデフとビスカス式LSDを組み合わせた「ビスカスLSDセンターデフ方式4WD」が搭載される。なお、全車にリアビスカス式LSDが標準装備される。



 
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■30kgのダイエット

「クロスオーバーサスペンション」と呼ばれる足まわりは、前後ともストラット式独立懸架と変わらず。従来に較べ拡大したトレッド(前プラス20mm、後ターボでプラス15mm、NAでプラス20mm)、各部の改良などにより、SUVにありがちな過度なピッチングやローリングを抑え、「すっきりした走り味としています」(広報資料)。“走り”の比重が高いターボモデルのアームはアルミ鍛造製だ。乗車人数や積荷の量に関係なく車高を一定に保つ「セルフレベライザー」はメーカーオプションとなる。

軽量・高剛性ボディも新型のウリのひとつ。ハイテンション鋼板やアルミ部品を多用したのに加え、ボディ構造の最適化を図り、従来比30kgのダイエットに成功。走行性能と燃費性能の向上に寄与したという。ボンネットは、全車アルミ製。

安全装備は、SRSデュアルエアバッグや追突時に乗員の頚部を保護する「アクティブヘッドレスト」、ISO FIXチャイルドシート対応の後席、4輪ABSなどを標準装備。ブレーキアシストは一部グレードを除き設定、頭部保護機能付きSRSサイドエアバッグはオプションとなる。

環境面では、燃費の向上(NA+MTでリッター13.6km、ターボは同13km。ともに10・15モード)、リサイクル性の向上、有害物質削減などが行われた。全車、2010年燃費基準および平成12年基準排出ガス25%低減レベルを達成した。



 
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■ちょっとオシャレに

よく言えば質実剛健、わるく言えば野暮ったかった初代フォレスター。新型ではさり気ないイメチェンを実行、ちょっとオシャレになった。特に内装には力を入れたようで、質の向上、カジュアルな雰囲気が強調される。

パッケージオプションとして、黒基調の内装に、MOMO社製本革巻きステアリングホイールや同ハンドブレーキレバー、フロントフォグランプなどの「ユーロパッケージ」、茶色の撥水シート&トリムや荷室マット、やはり茶色が一部に入った本革巻きステアリングホイールや同ハンドブレーキレバーなどで構成されるアウトドア向け「フィールドパッケージ」、そして6.5インチモニター+DVDナビゲーションシステムやMD/CDプレーヤーなど快適装備充実の「クルージングパッケージ」が用意される。



 
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■178.5万円から

ラインナップは、装備を簡素化したNAモデル「X」(MT=178.5万円、AT=185.0万円。いずれも受注生産)、同じくNAを搭載モデルで、フルオートエアコン、CDプレーヤー付きAM/FMラジオなどが備わる「X20」(MT=188.0万円、AT=195.0万円)と、ターボモデル「XT」(MT=219.7万円、AT=229.5万円)で構成される。
月間の目標販売台数は3000台だ。

(webCG 有吉)



 
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2月12日に都内で行われた発表会で、富士重工業(株)スバル商品企画本部の石藤秀樹プロジェクトゼネラルマネージャーに、新型「フォレスター」の特徴、そのライバルについて語ってもらいました。

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