佐藤琢磨、F1ゲームの“顔”に

2002.03.06 自動車ニュース

佐藤琢磨、F1ゲームの“顔”に

2002年5月23日に発売予定のプレイステーション2用ソフト「F1 2002」のイメージキャラクターに、F1ジョーダンチームのドライバー、佐藤琢磨選手が選ばれた。3月5日に開かれた記者発表会には、2日前にデビュー戦を終えたばかりの佐藤選手が出席。ゲームと実際のドライビングの違いなどを語った。


「F1 2002」は、実存する17のGPコース、最新のデータに基づいた22台のマシン、ドライバーを網羅。ピットからの無線交信や、スリップストリームなどを忠実に再現したことが謳われる。2002年5月23日発売予定。標準価格は6800円。
なお、ヨーロッパではドイツ人ミハエル・シューマッハー、アメリカではコロンビア人ファン・パブロ・モントーヤをパッケージに起用。グローバル戦略にもぬかりはない。

■「メルボルンを走れること、楽しみにしてます!」

発表会の冒頭、「F1 2002」を販売するエレクトロニック・アーツ・スクウェア(株)の山本民生代表取締役社長が挨拶。続いて同副社長の高橋雅美CS事業部長が商品説明をした後、いよいよ“主役”に出番がまわってきた。
黄色いジョーダンチームのレーシングスーツに身を包んだ佐藤選手は、オーストラリアGPの疲れを微塵も感じさせないさわやかな表情であらわれた。
「ゲームには幼いころから慣れ親しんでいるので、こういうリアルなものを待ち望んでいました」。

「F1 2002」は、F1を題材にしたエレクトロニック・アーツ・スクウェアのレーシングゲーム第4弾。チーム、ドライバー、マシンなどは最新の2002年シーズンのものを使用、スリップストリームの感覚を再現するなど、細部にわたってリアリティを追求したというのがウリ文句だ。佐藤選手は、商品パッケージに登場するほか、「佐藤選手のタイムに挑戦するモードも考えている」(前述高橋氏)。

デビュー戦オーストラリアGPの予選で、1周もしないうちにメカニカルトラブルが発生。チームメイトのジャンカルロ・フィジケラのマシンを待つうちに雨が降り出し、十分なタイムが出せなかった佐藤選手。ゲームの実演を前に、「メルボルンでは予選を攻めきれなかったので、今日は(ゲームで走るのを)楽しみにしています」と意気込みを語り、マシンのコックピットに見立てた特設シートに乗り込んだ。




■「本物より、視界がいいです」

ヘッドセットを通して、ゲームの印象を話してくれた。
「グラフィックが美しい。マシンやコースもキレイに再現されていますね」
「本物より、視界がいいです。ジョーダンのマシンはノーズが高いんで」
「実際は、Gフォースがカラダにかかりますし、ヘルメットも揺れます」
「コース脇のオーロラビジョンに、マシンをドライブしている自分が映るんですね。実際に本物のマシンで走っているときも、見えたりするんですよ」
などなど。そして、
「もちろん、実際ドライブする感覚とは違いますけど、煮詰めていけば、本物に近くなるんじゃないでしょうか。でも路面のアンジュレーションやコーナー角は、実際歩いて目で見ないと分からないですね」と総じ、特設シートを降りた。

■マレーシアでは、気候に早く慣れたい

質疑応答の時間に、F1ドライバーになった感想をたずねられた佐藤選手。
「去年まで戦っていたF3と較べると、チームの大きさも違いますし、すべてが初めてで、勉強になります」
「デビュー戦でグリッドについたとき、パレードラップに発つとき、“F1ドライバーになった”という実感がわきました」
最後に、3月17日のマレーシアGPの抱負を。
「暑い気候に早くなれて、少しでもいい順位につきたい」

ゲームで見せた以上のアツイ走りを見てみたい。

(webCG 有吉)

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