謎のF1チーム「フェニックス」、マレーシアに現る

2002.03.14 自動車ニュース

謎のF1チーム「フェニックス」、マレーシアに現る

2002年3月15日から始まるF1第2戦マレーシアGPを前に、新チームの参戦が噂されている。正式な発表はまだないが、“フェニックスGP”と呼ばれるこの新興チームは、マレーシアGPに参戦すべく、クアラルンプールに機材を持ち込んでいるという。謎多きチームの正体はいったい何なのか?

■その中身は・・・

英国のモータースポーツ専門誌『オートスポーツ』(3月7日号)によると、英国に本拠を置く「フェニックス・ファイナンス」と呼ばれる会社が、2002年1月28日に破産した「プロストGP」の昨年型マシン「AP04」と、新型「AP05」のデザインなどを買収、2002年シーズン中のGPデビューを目論んでいるという。

エンジンは、「アロウズ」チームとして参戦中のTWR(トム・ウォーキンショウ・レーシング)がチューンしたV10ユニットの可能性が高い。フェニックス・ファイナンスのボス、チャールズ・ニッカーソンとウォーキンショウの個人的なつながりが深く関係しているといわれる。
ブリヂストン、ミシュランどちらのタイヤを使用するかはまったくもって未知。ドライバーは、プロスト、「ミナルディ」のステアリングを握ったこともあるガストン・マッツァカーネ、元ミナルディのタルソ・マルケス、元プロストのトーマス・エンゲなどの名前が挙がっている。

急浮上した“フェニックスGP”構想だが、数々の障壁が待ち構えている。まずフェニックス・ファイナンスは、プロストGPのシャシーなど一部を取得しただけで、チームを買収したわけではない。GPに参戦するためには、新規チームとしての高額の保証金を用意し、かつ厳しいルールやクラッシュ・テストをパスしなければならないため、(少なくとも)マレーシアGPに間に合わない可能性が高い。
また、シーズン途中の参戦に反対の声も多い。なかでもミナルディチームのポール・ストッダートは法的に訴えることもじさないとしている。

プロストGP(の一部)が不死鳥のごとく蘇ることはあるのだろうか。

(webCG 有吉)

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