ポルシェAG、新しい車両設計プロジェクトを紹介

2002.03.29 自動車ニュース

ポルシェAG、新しい車両設計プロジェクトを紹介

独ポルシェAGは、2002年3月7日から開かれていた「ジュネーブモーターショー」で、車両設計プロジェクト「ULSAB-AVC」(Ultra Light Steel Auto Body-Advanced Vehicle Concepts)の研究発表を行った。

「ULSAB-AVC」は、ポルシェAGの全額出資子会社、ポルシェエンジニアリンググループと、世界の鉄鋼メーカー33社が共同で進めるプロジェクト。低燃費で環境に対応する自動車の軽量化を目的とする。ポルシェは「自動車メーカーとしては唯一、車両の開発と製造に関する幅広い専門知識を、さまざまな産業界に提供」(プレスリリース)している。

今回は、高張力鋼板を用いた車両の開発を進めた結果、欧州向け3ドア・ハッチバックと、米国向け中型セダンの2種類をコンピューターシミュレーションしたこと、両車はプラットフォームを共有しているということ、高い安全性、低コスト、低公害を実現したことなどが発表された。

ポルシェエンジニアリンググループのマネージングディレクター、Dr.ウルリッヒ・シーファーは、ULSAB-AVCについて次のように述べた。
「苦労が多く、複雑な仕事でした。ヨーロッパとアメリカの衝突安全基準はまったく異なるばかりでなく、時には矛盾することさえあったからです。しかし鉄鋼メーカーの会員企業や業界の素材専門家の方々と、きわめて良好で密接な協力ができたおかげで、納期までにとても満足できる結果で仕事を終えることができました」。

なおこの「ULSAB-AVCプロジェクト」は、アメリカと欧州で発表された後、2002年の後半にオーストラリアと日本でも紹介される予定という。

(webCGオオサワ)

「ULSAB-AVC」:
http://www.ulsab-avc.org/

 
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