「ヒュンダイクーペ」デビュー

2002.04.03 自動車ニュース

「ヒュンダイクーペ」デビュー

ヒュンダイモータージャパンは、新型FFクーペ「ヒュンダイクーペ」の国内販売を、2002年4月2日に開始した。




■2.7リッターで199.0万円!

韓国最大の自動車メーカー、ヒュンダイは、2001年に世界市場で160万台を販売(ヒュンダイブランドのみ)。好調な売れ行きを示した。
2001年から輸出を開始した日本市場においては、高級セダン「XG」、コンパクトセダン「エラントラ」、ハッチバック「エラントラユーロ」、SUV「サンタフェ」、ミニバン「トラジェ」、5モデル合計で、1113台をデリバリーした。

「ヒュンダイクーペ」は、ヒュンダイのブランドイメージ向上、そして販売台数のさらなる増加を狙い、日本にやってきた。1996年、ヒュンダイ初のスポーティクーペとしてジュネーブショーでデビューした「ティブロン(Tiburon)」(日本未導入)の後を継ぐ、「優れたデザインと高い動力性能を融合させたGTクーペ」(プレスリリース)である。




オールアルミ製の2.7リッターV6 DOHC24バルブエンジン(175ps/6000rpm、25.0kgm/4000rpm)を搭載しながら、6段MT、4段ATとも199.0万円という低価格を実現。「高品質、高性能をリーズナブルな価格で提供する」というフィロソフィーのあらわれ、とヒュンダイは主張する。
「ライバル車は?」とのwebCG記者の質問に、ヒュンダイモータージャパン(株)のマーケティング部課長、韓相旭(ハン・サンウク)氏は、「トヨタ・セリカと、そのほかの輸入車のクーペ」と答えた。エッジのきいたエクステリア、リアにマウントされるウィング、そういえばセリカに似ていなくもない。
ターゲットは、20代から50代の男性と独身女性。購買層は幅広くという考えだ。




ボディサイズは、全長×全幅×全高=4395×1760×1330mm、ホイールベースは2530mm。最大のライバル、セリカと較べ、60mm長く、25mm幅広く、5mm低い。
インテリアはモダーンに、メタル調にまとめられた。シートは、前席にランバーサポート付きのスポーツタイプを採用。運転席に向けられたセンタークラスターには、エアコン吹き出し口、デジタル時計、オーディオ操作パネルなどに加え、アナログのエンジントルク計、瞬間燃費計、電圧計が備わる。ユニークだ。チルトアップ機構の付いたサンルーフは、標準装備となる。
広い荷室はウリのひとつ。テールゲイトを開けると、「ゴルフバッグ2セットと2名分の手荷物を積んでも余裕を残す」(広報資料)、418リッターのトランクが広がる。




4段ATは、シフトレバーをDレンジから左に倒してセカンドゲートに入れることでマニュアル操作が可能な「シフトロニクス」付き。6段MTのシフトレバーは、コンパクトなショートストロークタイプとなる。

サスペンションは、前にマクファーソンストラット式、後にストラット式を採用。ともにスタビライザーを備え、ロール制御に一役買っている。ブレーキは、前に15インチのベンチレーテッドディスク、後ろは14インチのソリッドディスク。100km/hから、41mで停止するという。タイヤは、前後とも215/45ZR17だ。

安全面では、前席エアバッグ、サイドエアバッグ、EBD(電子制御制動力分配システム)付きABS、ブレーキ協調型のTCS(トラクションコントロールシステム)などを標準で備える。




■2005年まで2万台に

ヒュンダイモータージャパンは、日本国内での販売台数を、2005年までに2万台にしたいと考えている。2002年秋には、前年の東京モーターショーで参考出展したミニバン「TB」の投入を予定。現在32店舗ある販売店も60店まで拡充するという。

「FIFAワールドカップ」のオフィシャルパートナーであるヒュンダイ。サッカーの盛り上がりが、販売にも飛び火することを、切に願う。

(webCG 有吉)

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