Fニッポン第2戦、本山がポールトゥウィン

2002.04.08 自動車ニュース

Fニッポン第2戦、本山がポールトゥウィン

全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦決勝が、2002年4月7日、静岡県は富士スピードウェイ(4.4km)を50周して行われた。優勝は、昨年のシリーズチャンピオン、本山哲(XBOX IMPUL/写真)。ポールポジションから安定したレースを展開し、今シーズン初、同シリーズ通算12勝目をあげた。2位は開幕戦ウィナーのラルフ・ファーマン(PIAA NAKAJIMA)、3位には脇阪寿一(ARTA)が入った。

ポールポジションの本山をはじめ、予選3位のファーマン、同6位の服部尚貴(5ZIGEN)が好スタートを決め1コーナーへ。一方予選2番グリッドの土屋武士(LeMans)と4位松田次生(PIAA NAKAJIMA)はスタートに失敗し、大きく後退した。
遅れを取り戻そうとした8位松田は、7位土屋を1コーナーで抜こうとし失敗。コース上にマシンがとまったため、3周にわたってセーフティカーが導入された。

セーフティカー先導中は徐行運転となる。レギュレーションで決まっているピットイン/タイヤ交換をこの間行えば、少ないタイムロスでコースに戻れると、各車続々とピットになだれ込んだ。しかし、現役最年長、35歳の服部だけはコースに残り続けた。これは明らかな作戦ミスである。

服部は16周目、本山にトップを奪われ、20周目にタイヤ交換、11位で復帰した。その後ファステストラップを連発し8位まで挽回するも、42周目、影山正美(LeMans)と1コーナーで接触、影山はフロントウィングにダメージをおった。服部のマシンに大きな損害はなさそうだったが、富士の「Aコーナー」手前、コースを外れコントロール不能となった影山のマシンが、服部のマシン後部にぶつかり、両車ともリタイアした。

本山は、2位ファーマンとの間に3秒前後のマージンを築き、真っ先にチェッカードフラッグをうけた。
「今回は、走り始めからクルマの調子が良くて、昨日のフリー走行(公式練習)から全セッションともほぼイメージ通りでした」とは、レース後の本山。前戦鈴鹿がリタイア、ノーポイントだっただけに、この“完勝”は、シーズンをうらなう上でも価値ある勝利といえるだろう。
開幕戦を制したファーマンが2位に入り、チャンピオンシップポイント16点でトップを守った。3位脇坂は開幕戦5位に次ぐ連続優勝、4位の荒聖治(Olympic KONDO)にとっては今シーズン初入賞。5位はルーキーの黒澤治樹(FORWARD NOVA)、6位土屋が最後の1点を獲得した。

次戦決勝は、5月19日、山口県はセントラルパークMINEサーキットで開催される。

なお、土曜日の予選1回目、道上龍(5ZIGEN)が100Rでコースアウト、タイヤバリアに突っ込む大事故が発生した。道上は動けず、一瞬サーキットが静まりかえった。
救出作業が行われ、道上はヘリで東海大学付属病院に搬送された。検査の結果、全身打撲による顔、頭部、腰椎骨折。本人の意識ははっきりしているが、精密検査のため入院措置がとられた。回復には1ヶ月ほどかかるという。
日曜日、チームより道上からのコメントがリリースされた。「めちゃくちゃ悔しい、今回は勝てる状況だったし勝てる自信もあった。早く回復して復活するから皆さん待っていてください」。
一日も早い回復と復帰を祈るばかりだ。

(文=webCG 有吉/写真=KLM Photographics J)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。