富士で「グラチャン」復活
2002.04.10 自動車ニュース富士で「グラチャン」復活
富士スピードウェイ(株)は2002年4月6日、独自の新レースシリーズ「GC-21スポーツカーレース」を2002年度から開始すると発表した。1970-80年代にかけて“グラチャン”の愛称で人気を博したスポーツカーレース「富士グランチャンピオレース」の復刻版となる。
「GC-21スポーツカーレース」は、F3のシャシーに、ルマン24時間用プロトタイプマシンに準じたオープンボディーカウルを装着した、単座席スポーツカーレースだ。コンセプトは、本格的なスポーツカーレースを、比較的安価で実現するというもの。“グラチャン”時代は、F3000(現フォーミュラニッポン)などトップフォーミュラをベースとしたが、GC-21スポーツカーレースではF3シャシーとエンジンを使用。カウルもワンメイクとし、コスト高騰の抑制を図る。
エンジンなどほとんどのレギュレーションはF3に準拠。安全を理由に、クラッシュテストに合格している「ダラーラ」製F3のフロントノーズをそのまま流用する。カウルは、MOONCRAFT製のものが当面使われる。
富士スピードウェイより依頼を受け、ボディーカウルの開発を担当したMOONCRAFTの由良拓也代表は、「ストレートでスリップストリームを利用したオーバーテイクが多く見られるレースにしたい、という要望を受け、カウルのデザインはスリップストリームが効きやすい形状とした」とコメント。また霧や小雨など天候の変わりやすい“富士ウェザー”を考慮し、前後ランプを装備した。想定の最高速度は275-280km/hという。
2002年は4戦が計画されており、2003年は5戦を予定する。
●2002年度レース開催スケジュール(全4戦)
7月27-28日JAPAN SPECIAL GT-CUP 併催
8月31日-9月1日フォーミュラニッポン第7戦 併催
10月13日GC-21スポーツカーレース メイン開催
11月9-10日スーパーTEC(S耐最終戦) 併催
●参加資格
JAF国内運転者許可証A(Aライセンス)以上の所持者で、FISCOライセンスを持つ者
●レース距離
20周/88km(燃料タンク満タン40リッターで、給油なしで走りきれる距離)
●賞典(予定)
優勝賞金100万円、2位50万円、3位30万円、出走賞15万円
(文=KLM Photographics J)
![]() |
-
NEW
フォルクスワーゲン・ポロTSIハイライン(FF/7AT)【試乗記】
2018.4.24試乗記フォルクスワーゲンのベストセラーコンパクト「ポロ」がフルモデルチェンジ。エンジンがさらにダウンサイジングされた一方で、ボディーは大きく立派になり、ついに3ナンバーの領域に突入。そこに“ポロらしさ”はあるのだろうか。 -
NEW
第87回:目指したのは「海外でも通用する昭和」!?
2018.4.24カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。第87回は「目指したのは海外でも通用する昭和!?」。元日産のチーフクリエイティブオフィサー・中村史郎氏のインタビュー第4弾。「GT-R」のデザインに込められた思いとは? カーデザインに対する中村氏のホンネが炸裂! -
NEW
ルノー・ルーテシア ルノースポール18
2018.4.24画像・写真F1マシンをモチーフにしたカラーリングが特徴で、F1マシンと同じモデル名を冠した「ルノー・ルーテシア ルノースポール18」。5月に正式発表される限定モデルのディテールを、写真で紹介する。 -
「昭和のくるま大集合 2018」の会場から
2018.4.23画像・写真「ホンダ1300」「日産セドリック2000GX」「トヨタ・パブリカ コンバーチブル」など、昭和生まれのなつかしいクルマが勢ぞろい! 旧車イベント「昭和のくるま大集合 2018」の模様を写真で紹介する。 -
ルノー・キャプチャー インテンス(FF/6AT)【試乗記】
2018.4.23試乗記日本導入から4年を経たルノーのコンパクトSUV「キャプチャー」の実力を、大幅なマイナーチェンジを機にあらためて検証。商品力高めのイマドキなクロスオーバーに“ルノーらしさ”はあるか? ドライブフィールを中心に、その出来栄えを確かめた。 -
日本での常識は通用しない? 日・米・欧、都市部のクルマ事情
2018.4.23デイリーコラムいずれも自動車先進国とされる、日本やアメリカ、ドイツを筆頭とした欧州諸国だが、実は地域によってクルマの使われ方は大きく異なる。ライドシェアをはじめとした「これからの自動車サービス」が取りざたされる今、あらためて自動車事情の違いについて考えてみた。