佐藤琢磨、事故後の続報

2002.05.13 自動車ニュース

佐藤琢磨、事故後の続報

2002年5月12日、F1世界選手権第6戦オーストリアGPで、ザウバー・ペトロナスのニック・ハイドフェルドに激しくヒットされる大クラッシュに巻き込まれたジョーダン・ホンダの佐藤琢磨。彼の所属する「TSエンタープライズ」から、事故後の容体を記したプレスリリースが届いたので、以下に掲載する。

佐藤琢磨プレスリリース
――事故後の続報――
経過確認のため今夜は病院に留まる

5月12日開催のオーストリアGP決勝で壮絶な接触事故に遭った佐藤琢磨は、今晩は検査のためグラーツ大学病院に留まることになった。FIA医療主担当のシド・ワトキンス博士による検査をサーキットで受けた後、佐藤は救急ヘリコプターでグラーツへと移送されていた。

マネジャーのアンドリュー・ギルバート-スコットがグラーツで語ったところによると、当初は右太ももの打撲が報告されていたものの、その後の検査で骨には一切異状のないことが確認されたという。事故の直後、佐藤はマシンから降り立つことができなかったが、これは後ろ向きになったザウバーがジョーダンEJ12ホンダに側方から衝突した際、破損したザウバーの後部クラッシュ・ストラクチャーが佐藤の右ひざの直下に激突し、おかげでモノコックにひどいダメージを負って脱出が困難になったことが理由である。しかし、ジョーダンのモノコックが側方からの衝撃をしっかりと吸収したため、佐藤は深刻な負傷を免れたものと見られる。FIAメディカル・ティームの手でモノコックから救出された佐藤は、サーキットのメディカルセンターに到着する頃には自力で腰掛け、会話を行える状態にあった。

チームオーナーのエディー・ジョーダンは詳しい状況を知るためにレース・コントロールを訪ねたところ、シド・ワトキンス博士から、佐藤が深刻な負傷をせずに済んだのは奇跡であり、心配は要らないと伝えられたという。この結果、チームにも「佐藤は無事」との連絡が届けられることになった。

佐藤が病院で一晩を過ごすのは、今回のような重大な事故がもたらす影響を確認することが目的である。打撲などの負傷の詳細や復帰にどの程度の時間を要するかなどについて、現時点では明確になっていないが、明日改めてプレスリリースを発表する予定である。

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