クルマ好き、模型好きは集合!「第41回静岡ホビーショー」速報

2002.05.17 自動車ニュース

クルマ好き、模型好きは集合!「第41回静岡ホビーショー」速報

2002年5月16日から19日まで静岡市にあるツインメッセ静岡にて開催されている「第41回静岡ホビーショー」を見に行ってきた。

■模型のメッカでの開催

これは日本の模型メーカー、RC(ラジオコントロール)メーカーが一堂に集い、新製品を中心に展示するコンベンションである。ではなぜ開催場所が「幕張メッセ」や「東京ビッグサイト」ではなく静岡なのかといえば、それは静岡が模型産業のメッカだからだ。
そもそもの地場産業であった木工指物技術を応用した木製模型飛行機に始まった静岡の模型産業は、プラモデルにシフトしてから大きく発展、今も世界のリーディングブランドであるタミヤをはじめ、数多くのメーカーが居を構えているのである。

■最大の話題は「ラジ四駆」

会場にはクルマやオートバイはもちろん、飛行機、鉄道、そしてモデルガンやキャラクター模型に至るまで多数のモデルが展示されていたが、媒体(webCG)の特性および個人的な趣味の双方からクルマおよびバイクのみに絞って見て回った。それでもプラモデル、ミニカーなどのダイキャストモデル、そしてラジコンその他とかなりの種類があった。

それらカーモデルのなかで、そしておそらく今回のショー全体でも最大の話題と思われるのが、このショーで初公開されたタミヤの新シリーズ「ラジ四駆」だ。これはその名称から想像されるとおり「ラジコン」と「ミニ四駆」を足して2で割ったようなもので、平たく言えばラジコンによって加減速をコントロールできるミニ四駆である。
よって操向装置は持たず、送信機もモーターのオン/オフをコントロールするボタンがひとつあるだけで、専用コースを走らせて遊ぶ。ボディもミニ四駆のような創造の産物ではなく、実車をスケールダウンしたもの(汎用シャシーに載せるので厳密なスケールモデルではないが)であるため、感覚的にはスロットレーシングのそれに近いといえるかもしれない。
ちなみに価格はシャシー、ボディ、受信機、送信機を含めたフルセットで2480円と比較的リーズナブルに抑えてある。当初からチューンナップパーツを揃え、イベントを企画して、タミヤとしてはミニ四駆に続く主力商品として育てる意気込みのようだが、はたしてどうだろうか。

■みどころがテンコ盛り

ほかにクルマ関係で目立ったブースを独断と偏見でレポートすると、まずアオシマ。V8のエンジン音や後退時の「バックします」という音声まで再現したというRCデコトラをはじめ、実車のチューナー/ドレスアップメーカーとタイアップしたVIPカーやミニバン、そして「族」様のバイクのプラモなどなど、同社の伝統である「ワル」の香りを徹底させたラインナップには「ウチはコレで行く」という強い個性が感じられた。

RCカーの老舗でもある京商の、ダイキャストミニカーのラインナップには目を見張った。自社ブランドに加え、代理店を努めている米マテル、米エクゾトなどの1/18スケールを中心とした商品がズラリと並んでいたが、新たに発売されるフェラーリ365GTB4デイトナ、ランボルギーニ・イオタ、同カウンタックといったスーパーカーのモデルがなかなか魅力的だった。

ダイキャストミニカーといえば、相変わらずハイペースで新製品をリリースしているエブロがやはりここでも元気だった。新製品および発売予定商品として1/24スケールのホンダRA301、1/43では初代セドリックやパブリカなどを展示。また、これまで国産車にこだわってきた同社としては初の外国車(73年型ポルシェカレラRS)を展示したことも注目に値する。

ほかにもクルマ好き、模型好きならば見どころが盛りだくさんのこの「第41回静岡ホビーショー」、18日(土)と19日(日)は入場無料にて一般公開される。会場へのアクセス情報などはツインメッセ静岡のサイト(http://www.t-messe.or.jp/)まで。

(文&写真=田沼 哲)


写真最上:最大面積を誇るタミヤのブースにおける、このショーでお披露目された「ラジ四駆」のコーナー。
写真2番目:これが「ラジ四駆」のマシン。モデルはプジョー206WRCで、スケールは約1/28(全長154mm)。ほかにインプレッサWRC2002とランエボVII WRCの計3種が発表された。


アオシマのRCデコトラ「帝王」。スケールは1/43で、もちろん電飾、エンジン音、そして「バックします」アナウンス付き!


京商の1/18ダイキャスト製ランボルギーニ・カウンタックLP400。ほかにもイオタ、デイトナ、BBなどスーパーカー世代にはたまらないラインナップが揃っていた。


エブロの1/24ダイキャスト製ホンダRA301。第1期ホンダF1の最終発展型である。ウイングのない「68年フランスGP仕様」も出品されており、こちらも順次発売されるという。

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