ホンダ「NSX」に、「R」復活!

2002.05.24 自動車ニュース
 

ホンダ「NSX」に、「R」復活!

本田技研工業は、2シーターのピュアスポーツカー「NSX」に、高性能バージョン「R」を追加設定、2002年5月23日に発売した。

 

1992年11月から約3年間生産された先代「NSX-R」は、1997年に惜しくもランナップから姿を消した。
今回発売された新型「R」は、徹底した軽量化、サーキット走行を念頭においた足まわりのチューニング、高精度のエンジンバランス取りなど、先代のウリをさらに熟成させるとともに、空力性能の向上を図り、1195.7万円のプライスタグを付けて販売される。

 

主な特徴は以下の通り。

●エアロパーツによるダウンフォースの発生
エアアウトレットダクト付きカーボンボンネットフード、フィン付きフロントアンダーカバーを採用し、フロントのマイナスリフト(つまりダウンフォース)を、またリアディフューザー、カーボンリアスポイラーにより、リアのマイナスリフトを発生。

●チューニングされたエンジン、トランスミッション
出力効率の向上と俊敏なレスポンスを追求したという3.2リッターV6 DOHC VTECエンジンは、ピストンとコンロッドの各気筒間での精密な重量バランス取り、クランクシャフト、クラッチケース、プーリーを組み合わせた状態での高精度な回転バランス取りを行った。6段MTは、ファイナルギアをローレシオ化し、加速性能を向上。ドライブ・バイ・ワイヤーに専用セッティングを施すとともに、アクセルペダルのストロークを縮小させ、アクセルレスポンスを向上させたという。

 

●足まわりとシャシーへのチューニング
サスペンションのセッティングとボディ剛性強化などにより、ロール剛性バランスも専用セッティングとし、タイトコーナーでの旋回性能の向上を図った。さらに、スプリングレートの強化、ダンパー減衰力アップ、ダンパーマウント、リアコントロールアームなどのブッシュ類硬度アップ、スタビライザー強化、前後タワーバー強化など、各種改良を行った。
タイヤは、専用開発したというハイグリップタイヤ(「ブリヂストン・ポテンザRE070 前:215/40R17、後:255/40R17)を採用。BBSと共同開発した軽量鍛造アルミホイール(チャンピオンシップホワイトに専用塗装)と組み合わせる。
ブレーキは、スリット入り16インチブレーキディスクローターと強化ブレーキパッドを採用、耐フェード性を向上させたという。

●徹底した軽量化
各部に、高度な成形技術を用いたカーボンパーツを用い、軽量化を推し進めた。
CFRP(カーボン・ファイバー・レインフォースド・プラスチック)オートクレーブ成形のエアアウトレットダクト付カーボンボンネットフード、「量産車では世界初」と謳う大型中空成形による一体構造のカーボンリアスポイラー(LEDハイマウント・ストップランプ内蔵)などを装着する。
さらに、ホイール軽量化、リアバンパービーム軽量化、スペアタイヤ廃止(パンク修理剤対応)、パワードアロック廃止、電動リモコンドアミラー廃止、リアパーテーションガラス薄板化、軽量タイプフロアカーペットなどなど、可能な限り軽くする工夫をこらした。

●高性能コックピット
操作性の向上とスポーツカーの高揚感を追求したというコクピットには、専用球形チタンシフトノブ、軽量化にも貢献するというメッシュタイプシフトブーツ、MOMO社製本革巻きステアリングホイール、RECARO社製カーボンアラミドフルバケットシートなどを配置。また、エンジンのパワーピーク、レブリミットをLEDの点滅・点灯で知らせるシフトインジケーターや、アルミ調専用センター&サイドパネル、カーボンパネル貼りサイドパネル&シフトプレートなどを与えた。
ボディ色は、専用の「チャンピオンシップホワイト」をはじめとする計9色。フロントに貼付される赤い「H」エンブレムは、「R」の証だ。

(webCG 有吉)

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