第86回インディアナポリス500、カストロネベスが連勝

2002.05.27 自動車ニュース

第86回インディアナポリス500、カストロネベスが連勝

IRLシリーズ第5戦、第86回インディアナポリス500の決勝が、2002年5月26日、米インディアナ州のインディアナポリスモータースピードウェイ(2.5マイル=約4km)を200周して行われた。優勝は、チームペンスキー所属のエリオ・カストロネベス(ダッラーラ/シボレー)。昨年に続き、伝統の一戦で2連勝を飾った。2年連続優勝は史上5人目、1970-71年のアル・アンサーSr.以来の出来事。ペンスキーにとっては、通算12回目のインディ500制覇となった。優勝タイムは、2時間59分51秒。

しかし、2位でレースを終えたポール・トレーシー(ダッラーラ/シボレー)はレース後のインタビューで、勝ったのはカストロネベスではなく自分だと発言した。
残り2周、ローレン・レドンとバディ・ラジィアーが接触、ウォールにクラッシュし、レースはフルコースイエローのまま幕を閉じた。トレーシーと彼の所属するチームグリーンの主張は、イエローフラッグが出る直前、トレーシーがカストロネベスを抜きトップに立っていた、ゆえに優勝者はトレーシーである、というもの。抗議が出され、それが受け入れられれば、勝者が変わる可能性もある。

500マイル(約800km)の長丁場で活躍したのは、トーマス・シェクター(ダッラーラ/インフィニティ)。1979年、フェラーリでF1チャンピオンとなったジョディ・シェクターの息子が、インディ500初出場ながら優勝するか、と思われたが、173周目、レースをリード中にコンクリートウォールにヒットし、戦列を去った。
この際出たイエロー中、多くのドライバーがピットインしたが、カストロネベスは入らず、トップにたった。
カストロネベスにとっての不安は、燃料が最後までもつかどうかだった。通常は30周前後で給油しなければならないが、カストロネベスはなんと最後の42周を無給油で走りきったのだった。
トレーシーの抗議がどうなるかは分からないが、レースがグリーンのまま終わっていれば、カストロネベスが勝ったかどうかは疑わしい。レース後、彼のマシンはほぼガス欠状態だったのだから。
とにかく、カストロネベスは優勝者として振舞った。トレードマークとなった、フェンスに登ってのガッツポーズには、チームオーナーのロジャー・ペンスキーも参加(!)。インディ500の伝統であるミルクを頭からかぶり、喜びをあらわした。

インディ500初出場の服部茂章(ダッラーラ/インフィニティ)は、197周を走り、20位でレースを終えた。

(webCG 有吉)

第86回インディアナポリス500、カストロネベスが連勝の画像

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。