【Movie】フェラーリ「マラネロ」が、5.75リッターに拡大

2002.05.30 自動車ニュース

【Movie】フェラーリ「マラネロ」が、5.75リッターに拡大

コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドは、フェラーリの2シーターフラッグシップ、「マラネロ」に5.75リッターエンジンを搭載した「575Mマラネロ」の受注を、2002年5月29日に開始した。

■最高速325km/h!

名前に“Modificata”(改良)のMを付けた「575Mマラネロ」は、1996年にデビューした「550マラネロ」のいわばビッグマイナーチェンジ版。フェラーリ伝統のV12エンジンは、5474ccから5748ccに拡大、コンベンショナルな6段MTのほか、ステアリング後方のパドルでシフトするセミオートマ「F1タイプギアボックス」を選ぶことができる。V12搭載のロードカーとして初採用だ。ピニンファリーナが手がけたスタイリングの変更はごくわずか。一方、機関面では各所にわたって改良が施された。パフォーマンスは、最高速が325km/h、0-100mは4.2秒(F1タイプギアボックス)、0-400mは12.25秒(同)、0-1kmは21.9秒(同)。

ボンネットにポッカリあいたエアインテークは、形状をできるだけ変えないよう、サイズが広げられた。空気の流入量を増やし、274cc拡大されたエンジンを効率的に冷却する。ヘッドランプはボディ色を多用したデザインとし、バルブはキセノン式を採用。風洞実験の結果に基づき、ホイールの形状も変えた。
インテリアでは、計器類をドライバー正面に集約し、操作性を高めた。メーター中央には、1万回転まで目盛られた大きなタコメーター、その右脇にスピードメーター、左には、水油温計などを配置した。

ボディサイズは、550マラネロと変わらない。全長×全幅×全高=4550×1935×1277mm、ホイールベースは2500mmだ。

バンク角65度の5.7リッターV12 DOHC48バルブは、最高出力515ps/7250rpm、最大トルク60.0kgm/5250rpmを発生。550マラネロと比較すると、1000rpmから4000rpmまでの回転域でトルクが1.5kgm増えたという。

文字通りF1で培われた技術を用いた「F1タイプギアボックス」は、走行状態に合わせて、「ノーマル」「スポーツ」「オート」「ローグリップ」の4モードを、コンソール上のスイッチで選択可能。550同様、ギアボックス、LSD、デフを後輪軸に配した「トランスアクスルレイアウト」の採用により、ドライバー乗車時の重量配分は50:50に保たれた。
また、発進制御システムとして「ローンチコントロール」を採用したのもニュースだ。

前後ダブルウィッシュボーン式のサスペンションには、センサーが路面状況を感知し、ダンピングを瞬時にコントロールする「アダブティブサスペンション」を採用。トラクションを効かせたスポーティドライビングには「スポーツモード」、乗り心地重視なら「コンフォートモード」を任意で選べる。

前後ベンチレーテッドのブレーキには、耐フェード性をさらに高めた「Ferodo HP1000」パッドを採用。さらにフロントのエアインテークを改良し、冷却性能を高めたほか、サーボ容量増加による踏力の軽減を図った。タイヤサイズは、前255/40ZR18、後295/35ZR18。

価格は、6段MT仕様が2470.0万円、セミオートマチック仕様は2570.0万円。2002年内に、27台の販売を予定する。

(webCG 有吉)

フェラーリ「575Mマラネロ」発表会の模様をムービーでお伝えします。

【加藤哲也 CG編集長が語る「575Mマラネロ」】

(撮影/編集=カネヨシ)

 
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