【ルマン24時間】ルマンの“もうひとつの楽しみ”

2002.06.15 自動車ニュース

【ルマン24時間】ルマンの“もうひとつの楽しみ”

ルマンの楽しみは、レースだけではない。土曜の午後4時から日曜の午後4時までの24時間に加え、金曜日からサーキット(とルマン市街)では、レースの雰囲気がグッと盛り上がってくる。
なかでも面白いのは、サーキットの敷地内にあれこれ店開きするショップや露店をひやかすことではないだろうか。もちろん、ひやかすだけではなく、実際に買い物をしても楽しい。ここでないと手に入らないものや珍しいものなどを購入することもできる。

まず手始めに、パドック裏から第1コーナーの方への緩い上り坂を上がってみよう。すぐに、木立の向こう側にたくさんの店が見えてくるはずだ。このなかで“横綱格”にあたるのが、泣く子も黙るあの「エルメス」の店だ。
このエルメスは、ルマン24時間が開催される週の月曜日から毎日営業している。ルマンではニ輪レースなども開催されるが、エルメスが開店するのは1年のうちでも24時間レースの開かれる時だけだ。
この7日間、このショップだけでしか買い求めることのできない「ルマン24時間レース柄」のネクタイ数種とスカーフは注目の品。ネクタイは、どれも101ユーロ。スカーフは232ユーロ。もちろん、この他のエルメス製品も売っている。日本人の親切な女性スタッフも常駐しているから安心だ。土曜日は25時くらいまで開いているという。
世界中にあるエルメスは、製品同様にエレガントな店構えをしているが、ここのエルメスはお世辞にもエレガントとは言い難い、他のショップと同じ木造の平屋建て。「これがあのエルメス!?」と最初は驚いてしまうが、こちらの方が場の雰囲気に溶け込んでいて好感が持てる。

エルメスの隣は、「ブティック・オート・モト・パリ」。ミニカーやTシャツを売る店だが、侮れない。フォード・マークIVの限定版などがそれほど高くない値段で売っていた。よく見ると、昔のルマンカーなどの品揃えもよく、要チェックだ。逆にTシャツはルマン関係にとらわれず、いろいろ揃っている。ファン・マニュエル・ファンジオと300SLRをフィーチャーした1枚を27ユーロで購入。
エルメスの手前が、「アレックス・リード・モータースポーツ」。ルマンをテーマとした絵画や写真、大型ミニチュアなどの店。敷居が高そうに見えるが、そんなことはない。1954年のスタートシーンの雰囲気が伝わってくるモノクロ写真を額装したものが90ユーロだった。

エルメスの向かい側の広場には、ベントレー、アウディ、GMのオフィシャルグッズショップが軒を並べている。
なかでもベントレーのショップが繁盛していた。40ユーロのTシャツ、55ユーロのポロシャツなどから、600ユーロ近いジャケットなど、グリーンとグレーをあしらった上品なグッズを買い求める人がたくさんいた。
向かいのアウディは、「クワトロコレクション」を大々的に展開。その奥がGM。ファンはここも要チェック。

グッズショップの間には食べ物屋が点在していて、フランクフルトソーセージを焼いたり、ホットドッグを売っているが、チキンの丸焼きがルマン名物ということになっている。また、フランスらしくフリットと呼ばれるポテトフライの山盛りにビネガーやマヨネーズを掛けたものが、とっても美味。クローネンブルグや、地元の白ビールなどが何杯も飲めてしまう。
ちなみに、ルマン唯一といっていい名物がリエット。豚肉版のコンビーフだ。パンに塗って食べると美味しいが、油分が強いのでビールやワインを飲みながら調子に乗って食べていると胸焼けを起こしかねない。でも、ルマンに来たらぜひ食べてみましょう。

(リポート&写真=金子浩久)







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