【Movie】ダイハツ、新型オープン「Copen」発売

2002.06.20 自動車ニュース

【Movie】ダイハツ、新型オープン「Copen」発売

ダイハツ工業は、新型2シーターオープンの軽自動車「Copen」(コペン)を、2002年6月19日に発表、同日販売を開始した。

■ニッチなクルマに、匠の技

バブル経済の影響下にあった1991年、ホンダ「ビート」やスズキ「カプチーノ」、マツダ(オートザム)「AZ-1」(1992年)、それにダイハツ「リーザスパイダー」といった、キビキビ走る軽オープンが続々とデビューした。

10年余りをへて、平成不況の真っ只中に再びあらわれた2座の軽オープン「Copen」。「ティアドロップシェイプシルエット」と呼ばれるデザインを採用した軽量・高剛性を謳うボディに、操作ラクラクの電動開閉式ハードトップ「アクティブトップ」を載せ、0.66リッターの直4ターボやスペシャルチューンドサスペンションなどでスポーティな走りを狙う。コンセプトは、「ACTIVE TOP COMPACT OPEN」。
FFの2WDのみ、トランスミッションは5段MTか電子制御4段AT。ルーフは電動式のほか、より軽量とされる樹脂製のディタッチャブルトップも用意される。価格はいずれも、149.8万円。

このご時世に2座オープンの軽が売れるのか、という素朴な疑問は誰もがもつところ。その点はダイハツも心得ており、月の目標販売台数は500台と控えめな設定だ。そのかわり、ユニークな生産方式を採用しているのがポイントとなる。
大阪府の本社工場に設けられた専用ラインは、その名も「エキスパートセンター」。「厳しい社内規定の資格を有する熟練した高技能者集団」(広報資料)が、溶接や組み立てなどを手で仕上げる。ニッチなクルマを、大きなリスクを負わず少量生産する、「ミゼットII」でも試みられた手法だ。

■電動ルーフ、開閉時間は約20秒

低重心で力強い走りをイメージしたというのが、ティアドロップシェイプシルエットの特徴。丸みを帯びた前後やルーフ、タイヤアーチなどが、ちょっとカワイイ、アウディ「TT」。
室内は黒を基調にコーディネイト。シートは標準でファブリック、オプションでレザーが選べるスポーツタイプ。ステアリングホイールには、チルトとテレスコピック機能が備わる。センターパネルには、丸いエアコン吹き出し口、小物入れ(オプションを選べば2DINサイズのCD/MD/ラジオが収まる)、ダイヤル式のエアコン調節スイッチが並ぶ。
ヘッドレスト後ろに装着するロールバーおよびエアロディフレクターは、アクティブトップ車に標準装備、ディタッチャブルトップ車にはオプション設定される。

ジマンのアクティブトップは「軽自動車初」採用。ルーフロックを2箇所外し、サイドブレーキ下のスイッチを押すと、アルミ製のルーフが電動で車両後方にしまわれる。その間、約20秒。
トランクスペースは、通常210リッター。ゴルフバッグが1セット収納できる。

ボディサイズは、全長×全幅×全高=3395×1475×1245mm、ホイールベースは2230mm、最小回転半径は4.6m。車両重量は、アクティブトップ車で830kg、ディタッチャブルトップ車は800kgと軽い。

フロントに横置きマウントされるパワーユニットは、「ムーヴ」にも載る「JB-DET型」659cc直4 DOHC16バルブターボ。新開発の「アブレダブルシールターボチャージャー」を採用し過給効率の向上を図るなどした。最高出力は64ps/6000rpm、最大トルクは11.2kgm/3200rpm。

「スーパー5MT」と呼ばれる5段MTは、ショートストロークでクイックな操作ができるという。また2、3速にモリブデンコーティングを施したシンクロリングを採用、フィーリングの向上が謳われる。
一方の電子制御4段AT「ESAT」(イーサット)には、シフターを「D」レンジから運転席側に倒し、前後に動かすことでマニュアル操作感覚が楽しめる「スーパーアクティブシフト」が付く。

サスペンションは、前マクファーソンストラット式コイルスプリング、後トーションビーム式トレーリングアームの「スペシャルチューンドサスペンション」。バネレートを強化したスプリングと高減衰ダンパーを組み合わせ、安定した高速旋回性や乗り心地を狙った。
ブレーキは、前14インチのベンチレーテッドディスク、後はドラム。タイヤは、前後とも165/50R15 73Vを履く。

安全装備は、前席SRSエアバッグ、EBDとブレーキアシスト付きABS、プリテンショナー&フォースリミッター付き3点式シートベルトなどを採用。車両に衝撃が加わると、自動的にドアロックを解除し、ハザードランプを点灯させるなどする「衝撃感知安全システム」は標準装備される。

(webCG 有吉)

ダイハツ「copen」の新車発表会の模様をムービーで紹介します。

【「copen」CMその1】

【「copen」CMその2】

(撮影=近藤/編集=カネヨシ)

 
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初お目見えは、1999年の東京モーターショー。当時はK(軽)のOPENということで「KOPEN」と綴られたが、3年後に発売された製品版は、KがCに替えられた。コッペパンからとられたわけではなく、Compact Open Carの略。
 
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室内の写真はオプション装着モデル。
 
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電動のハードトップは、約20秒で開け閉めできる。
 
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本社工場に設けられた専用ライン「エキスパートセンター」。
 
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