モンテゼーモロ、フェラーリ辞任を示唆

2002.07.03 自動車ニュース

モンテゼーモロ、フェラーリ辞任を示唆

フェラーリS.p.A.のルカ・ディ・モンテゼーモロ社長兼マネージングディレクターが、近々同職を辞する可能性を示唆した。

1991年から現職を務めているモンテゼーモロ社長は、「私の(仕事の)サイクルは終わった。今は(将来を)考える時期だろう」とコメント。今後の去就について、数週間のうちに決断すると語った。

イタリアのビジネス界を代表する人物として知られるモンテゼーモロは、1970年代にエンツォ・フェラーリの命を受けてF1チームを率い、ニキ・ラウダを擁して1975年にはワールドチャンピオンシップを獲得した。
その後チームを離れ、1990年のサッカーワールドカップイタリア大会の運営に参画。成績不振のスクーデリアを建て直すため、1991年にフェラーリの長となった。
F1では、プジョーからジャン・トッド、1994、95年のチャンピオンチーム、ベネトンからミハエル・シューマッハー、ロス・ブラウン、ロリー・バーンを引き抜き、“ドリームチーム”を結成。コンストラクターズタイトルを1999、2000、2001年と3年連続獲得、シューマッハーがドライバーズタイトルを2000、2001年と連取、今シーズンも両チャンピオンを取る可能性が非常に高い。
この成功をもって、54歳のモンテゼーモロが「役目を終えた」と感じても不思議はないだろう。

一方で、親会社フィアットの影響も考えられる。経営不振に陥っているフィアットは、2002年6月27日、フェラーリの株式34%(約7億6600万ドル)を投資銀行のメディオバンカに売却すると発表した。モンテゼーモロには、この事が事前に知らされていなかったと言われており、この一件が今回の発言を生んだのでは、との見方もある。

(webCG 有吉)

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