低コストでレースを楽しむ、「フォーミュラE」発表

2002.07.10 自動車ニュース

低コストでレースを楽しむ、「フォーミュラE」発表

「フォーミュラEnjoy(フォーミュラE)」と呼ばれる、初心者を対象とした新しいレースシリーズが、2002年7月6日、鈴鹿サーキットとフォーミュラE運営協会により発表された。新開発のフォーミュラマシンによるワンメイクレースで、2003年度より開催されるという。

「フォーミュラEnjoy」は、低コストでイコールコンディション、ドライビングに専念できる、楽しめる(Enjoy)レースを目指した新シリーズだ。上級カテゴリーへの足がかり的存在というよりも、初心者が始めやすい、続けやすいことを念頭においた点が特徴である。

レース初心者に参戦を躊躇させる要因のひとつがコスト。マシン本体の価格に加え、維持費、参戦費、またマシンを壊した際の修理費や部品代など、ビギナー向けとはいえども、費用がかさんでしまいがちだ。
フォーミュラEnjoyでは、車両本体価格を190.0万円(予定価格)と低く抑えるとともに、メンテナンス、車両の保管なども、鈴鹿サーキット周辺のフォーミュラE運営ガレージの統一価格とする。年間トータルで約300.0万円前後の費用に抑えられるよう、様々な工夫が凝らされるという。また、参加者をサポートするため、情報公開、提供を積極的に行う相談窓口なども設置する。

専用マシンは、鋼管スペースとアルミプレートを用いたセミモノコックタイプ。これに、ホンダ「フィット」に積まれる1.3リッター直4SOHCエンジンと5段MTを搭載する。開発、製作は、鈴鹿サーキット周辺のコンストラクターが共同で行うという。

開催初年度の2003年は、クラブマンレースとして3、4戦(鈴鹿西コース)と全日本クラスのレースとの併催を1戦(同フルコースを予定)、計4、5戦を予定する。

主な内容は以下の通り。

●今後の予定(2002年)
7月末 設計完了
8月 パーツ製作開始
9月 試作車組立(参加者募集開始)
10月 テスト走行(レース開催時展示)
11月 デモラン(試乗会開催)

●フォーミュラE運営協会(順不同)
ウエストレーシングカーズ(株)
(株)オスカ
(株)東京アールアンドデー
(株)鈴鹿サーキットランド

●フォーミュラE運営ガレージ(順不同)
(有)レプリスポーツ
(株)グリッド
F(エフ)
(有)エーワン
(有)スキルスピード
(有)レブレーシングガレージ
テイクファースト
自動車工房ミスト
ガッツモータースポーツ
(株)オートマック
マースモータースポーツ

●車両概要
・フレーム:セミモノコック(鋼管スペース+アルミプレート)
・サスペンション:前後ダブルウイッシュボーン・ロッキングアーム式インボードタイプ
・全長:約3500mm
・全幅:約1650mm
・全高:約1050mm
・タイヤ:185/50R15
・カウル:FRP
・エンジン:ホンダ製 1.3リッター直4SOHCエンジン
・トランスミッション:5段MT
・車両重量:約400kg
・販売価格:190万円(予定)

●開催準備事務局
郵便番号540-0295
三重県鈴鹿市稲生町7992
株式会社 鈴鹿サーキットランド 鈴鹿サーキット
テクニカルセンター内 フォーミュラ E運営協会
電話0593-78-1617


(文=KLM Photographics J)

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