燃料電池車の航続距離が2倍に!?

2002.08.02 自動車ニュース

燃料電池車の航続距離が2倍に!?

2002年7月31日、米国ゼネラルモーターズ社は、従来の最高圧350barの2倍、700barで水素を貯蔵できるタンクを、クアンタム・テクノロジー社と共同で開発したと発表した。いうまでもなく、有力な次世代動力源のひとつ「燃料電池」を搭載するFC(フューエル・セル)カーの航続距離延長を目指したもので、ドイツはマインツカステルにあるGM燃料電池事業本部は、数週間以内に新しい水素タンクの実験を完了するという。


2001年に開催された第35回東京モーターショーで展示された「オペル・ハイドロジェンスリー(HydroGen3)」。オペル・ザフィーラを5人乗りとして、燃料電池装置を搭載した実験車だ。
なおGMは、わが国において、経済産業省主導のもと実施される「水素・燃料電池実証プロジェクト(JHFC)」に、「ハイドロジェンスリー」で参加する予定。
写真下の人物は、ゼネラルモーター社長兼CEO リック・ワゴナー氏。

700bar水素貯蔵タンクは、欧米の業界基準に照らし合わせて高圧貯蔵タンクを承認するドイツの団体「テクニカル・インスペクション・アソシエーション(Technical Inspection Association)」および水素貯蔵装置の基準策定に先導的な役割を果たす「ヨーロピアン・インテグレイテッド・ハイドロジェン・プロジェクト(EIHP)」からの認可を取得した。

クアンタム・テクノロジー社は、燃料電池応用技術およびFCカー用集積型燃料システムの「設計」「生産」「供給」を行う会社。2002年7月23日に、IMPCOテクノロジー社から分社化、その際にGMは19.9%出資した。

GMは、最初に燃料電池自動車を累計100万台販売する自動車会社になることを目指しており、2010年末までに燃料電池自動車をラインナップに加えたいとしている。

(webCGアオキ)

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