【スペック】全長×全幅×全高=4565×1760×1480mm/ホイールベース=2680mm/車重=1340kg/駆動方式=FF/2.5リッター直4DOHC16バルブ(170ps/5600rpm、25.0kgm/4000rpm)/車両本体価格=249.0万円

日産プリメーラ25X(CVT)【試乗記】

『ダイヤのエッジ』 2001.02.03 試乗記 日産プリメーラ25X(CVT)日産の復調を軌道に乗せるか、2001年1月30日にデビューした新型プリメーラ。デザインを前面に押し出し、「ITドライビング、はじまる。」俊足セダンに、自動車ライター下野康史が乗った。鹿児島からiBookを使って送られたファーストインプレッション!!

軽やかな作動感

試乗会の開かれた鹿児島県のとある山中で、僕らの乗るプリメーラを追いかけてくる三菱シャリオがあった。撮影のために駐車場に止まると、そのクルマもすぐ脇に停車して、ウィンドウが開いた。「ごめんなさいね。あまりカッコいいクルマだったもんで、なんじゃろ思って……」。五十がらみの地元ドライバーに、結局、5分ほどつかまった。
たしかに新型プリメーラはカッコイイ。セダンもワゴンも、写真で見るよりさらにカッコイイ。欧州日産のスイス人社員デザイナーによるスタイリングは、間違いなく大きなセールスポイントになるはずだ。

乗っても、かなりフレッシュな感覚のクルマである。とくにセダンの操縦性は、国産FF車のスタンダードを一段引き上げたと思う。たっぷりしたストロークをもつフランス車の脚を、理想的に固めたようなサスペンション。山道で乗ったのは、2.5リッターモデルだったが、かつてのプジョー405MI16を彷彿させる、フトコロの深い、それでいて軽やかな作動感の足まわりには感銘を受けた。

ぐっと大人びても

ボディ全幅は堂々たる3ナンバーで、全高も旧型より8cm嵩上げされた。明らかにひとクラス上のつくりである。エンジンの品ぞろえも、2リッターと2.5リッターの二本立てと、上へ広がった。しかし、全体にぐっと大人びても、依然、山道を飛ばして楽しめるのは、プリメーラのよき伝統である。

欠点は、ダッシュボードがオーバーデザインでウルサイこと。センター配置にされた大径の3連アナログメーターも、仕上げがやや安っぽい。ダッシュボード上面が、フロントガラスに映り込むのも気になった。

でも、そうしたネガを欧州車流に年々、改良していってもらいたい。そうすると、ダイヤのようにエッジのきいたこのクルマは、どんどん輝きを増すと思う。

(文=下野康史/写真=日産自動車)

「個性的で斬新さを好み、アクティブに生活を楽しむ大人の男女をターゲットに開発した」(プレスリリース)という新型プリメーラ。ボディは、セダン、ワゴンの2種類。2.5、2リッターと、エンジンラインナップが先代より上方へ移行した。ボディデザインは、ピニンファリーナで「エトス」を手がけたステファン・シュヴァルツ。現ニッサンデザインヨーロッパ社のスタジオ・チーフデザイナーである。

 「個性的で斬新さを好み、アクティブに生活を楽しむ大人の男女をターゲットに開発した」(プレスリリース)という新型プリメーラ。ボディは、セダン、ワゴンの2種類。2.5、2リッターと、エンジンラインナップが先代より上方へ移行した。ボディデザインは、ピニンファリーナで「エトス」を手がけたステファン・シュヴァルツ。現ニッサンデザインヨーロッパ社のスタジオ・チーフデザイナーである。
「センターに目をやるだけで必要なすべての情報をすばやく得ることができる」ことを目指したセンターメーターのインテリア。

「センターに目をやるだけで必要なすべての情報をすばやく得ることができる」ことを目指したセンターメーターのインテリア。
初代は「和製欧州車」とさえいわれた、ハンドリング重視の足まわりがプリメーラの伝統。フロントが、ダブルウィッシュボーンとマクファーソンストラットを融合させた新型マルチリンク式、リアはマルチリンクビームである。

初代は「和製欧州車」とさえいわれた、ハンドリング重視の足まわりがプリメーラの伝統。フロントが、ダブルウィッシュボーンとマクファーソンストラットを融合させた新型マルチリンク式、リアはマルチリンクビームである。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

関連記事 ホームへ戻る