【スペック】全長×全幅×全高=4565×1760×1480mm/ホイールベース=2680mm/車重=1300kg/駆動方式=FF/2リッター直4DOHC16バルブ(150ps/6000rpm、20.4kgm/4000rpm)/車両本体価格=226.0万円 (テスト車=247.2万円)

日産プリメーラ20X(CVT)【試乗記】

『ニッポンの常識』 2001.03.31 試乗記 日産プリメーラ20X(CVT)……247.2万円2001年1月30日に登場、販売の出足好調をいつまで持続できるか、新型プリメーラ。ニッサンデザインヨーロッパのステファン・シュヴァルツが手がけたボディデザインは、たしかに斬新。主戦場たる欧州市場でも、ライバルに見劣りすることはないだろうが……。


日産プリメーラ20X(CVT)【短評】

日本車そのもの

デザインド・バイ・スイス人。しかも、至上命題は「ヨーロッパの景色に似合うこと」。ほどなくメイド・インUKで英国車として現地生産もスタートする3代目プリメーラ。ところが、メルセデスC180と同じ日に試乗したら、このクルマも実に日本車そのものであることが判明する。

テスト車のオプション装備は、バックビューモニター(3.2万円)/自動料金収受システム(4.0万円)/前席サイドエアバッグ+カーテンエアバッグ+前席アクティブヘッドレスト+後席中央席3点シートベルト(10.5万円)/ボディコーティング(3.5万円)

日産プリメーラ20X(CVT)【短評】

カタチが好きなら

ミニバンのパッケージングに影響された広い室内は、ラウンジふう。センターメーターのダッシュボードは新幹線ふう。ハンドルよりマスコンレバーのほうが似合う。
余計なお世話かもしれないが、ヨーロッパでは日本ほどウケないのではないか。なぜなら、向こうにおけるセダンはべつにミニバンに媚びる必要がなく、カーナビだってまだ一度も見たことない人がほとんどだから、「ITドライビング」なんて言われても……。そういう意味では、「ニッポンの常識は世界の非常識」であることを教えてくれるクルマかも。

がしかし、日本においては、セダンに新風を吹き込んだのはたしか。2リッターでこんなに広々とした、しかも“見せる”キャビンをもつセダンはなかった。
サスペンション優秀。とくに乗り心地は快適。シュクラのランバーサポートを標準装備した運転席シートもいい。
CVTはもうほとんどCVTとわからないほど洗練されたが、上り坂をゆっくりバックするようなときに、まだちょっとギクシャク感が出る。スポーティドライバーのために、2リッターにも6段CVTを出してほしい。このカタチが好きなら、迷わず「買い」。

(文=下野康史/撮影=岡倉禎志/2001年2月)

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