【スペック】全長×全幅×全高=4633×1877×1300mm/ホイールベース=2585mm/車重=1845kg/駆動方式=FR/5.5リッターV8DOHC32バルブターボ(564ps/5500rpm、91.8kgm/2250-3750rpm)/価格=1980万円(テスト車=2175万円/AMGパフォーマンスパッケージ=195万円)(欧州仕様車)

メルセデス・ベンツSL63 AMG(FR/7AT)【海外試乗記】

完璧ゴージャス 2012.06.07 試乗記 メルセデス・ベンツSL63 AMG(FR/7AT)
……2175万円

個性的なルックスとパワフルな心臓を併せ持つ「SLクラス」のハイパフォーマンスモデル「SL63 AMG」。日本では8月以降にデリバリーが始まる新型車に南フランスで試乗した。

AMGもダウンサイジング

V8エンジンと共に歴史を歩み、そうしたパワーユニットの実力がレーシングフィールドで認められてメルセデス・ベンツ傘下へと収まったAMG。「気筒数や出力は大きいほどエライ!」と、そんな“スペック信奉者”(?)相手の商売として現在でも12気筒で600ps超といったモンスターユニットの提供を続けるものの、このブランドの主たる製品がV8エンジン搭載モデルにあるのはラインナップを見ても明らかだ。

しかし、そんなAMGの主役であり続けて来たV8エンジンが、ここに来て2系列に分かれ始めている。一つは、「歴史上で初めて、イチからを単独開発したエンジン」という触れ込みと共に2006年にデビューした6.2リッター自然吸気ユニット系列。もう一つは、排気量を5.5リッターへ縮小する一方でターボチャージングを行い、前出の自然吸気エンジン以上の出力を発生しながらはるかに少ないCO2排出量をアピールする、2011年にデビューの新開発ユニット系列だ。

このところ、「燃費に難アリ」の高回転・高出力型自然吸気ユニットを搭載するモデルは、徐々にその数を減らしつつあった。しかし、そうした動きの中で最新の「C63 AMG」シリーズが、あえてそれを搭載したのは注目に値する。
すなわち、AMGバリエーションの中にあって最も軽量コンパクトな「Cクラス」と、ピュアな2シータースポーツモデルである「SLS」のみが、自然吸気エンジンを用いているのだ。すなわちこれは、「特にスポーツ性の高いモデルに限って、こちらの心臓を搭載」という“すみ分け”が行われている事が明白。かくして、本稿の主役である「SL63 AMG」には、当然のようにターボ付きの”ダウンサイズエンジン”の方が搭載されている。

AMGのフロントマスクは、シルバークロムのダブルルーバーを採用したラジエーターグリルが特徴。大型エアダムを備えたフロントエプロンと専用のLEDドライビングライト、シルバークロムのロアクロスストラットで構成される。
AMGのフロントマスクは、シルバークロムのダブルルーバーを採用したラジエーターグリルが特徴。大型エアダムを備えたフロントエプロンと専用のLEDドライビングライト、シルバークロムのロアクロスストラットで構成される。
「SL63 AMG」にはカーボンインテリアトリムが無償で装着される。
「SL63 AMG」にはカーボンインテリアトリムが無償で装着される。
AMGパフォーマンスパッケージ装着車は、前19、後20インチのAMGマルチスポークアルミホイールが備わる。
AMGパフォーマンスパッケージ装着車は、前19、後20インチのAMGマルチスポークアルミホイールが備わる。

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