第148回:イエローキャブの現代事情「日産NV200」がNYの次世代タクシーに選ばれた背景
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毎日60万人のニューヨーカーが利用するイエローキャブ。その次世代を担う車両に「日産NV200」が選ばれた。今、ニューヨークを走る公共のクルマの間には、こんな“風”が吹いている。
フルサイズも今や昔
アメリカのクルマが急速に小さくなっていることは、「キャデラックSRXクロスオーバー」の原稿に書いた(記事へリンク)。路上には日米欧の小型・中型車が増え、窓からハミ出んばかりに巨漢が収まった「MINI」や「チンクエチェント」も珍しくない。それらが決して一過性の流行ではないのは、公共のクルマも端からダウンサイズされていることが示している。
例えば、今までは警察のパトカーは必ずアメリカ製のフルサイズセダンだった。しかし、「シボレー・インパラ」(かつてのフルサイズサルーンは、今は中型セダンとして再登場)や、「フォード・フュージョン」などの中型アメリカ車に取って代わられている。アメリカ製というと、「日産アルティマ」などもマンハッタンのパトカーに採用されている。
また、シェリフと呼ばれる地方の保安官の多くはフォードの「エクスプローラー」や「エクスペディション」などに乗っていたものだが、彼らも同じSUVでもより小さく、軽い「エスケープ」に乗り換えるなどしている。
公共のクルマといえば、タクシーにも同様な変化が見られる。アメリカではニューヨークのタクシーが“イエローキャブ”と呼ばれ、同市のアイコンと化しているが、それもダウンサイジングと無縁ではない。今までは「フォード・クラウンビクトリア」や、そのリンカーン版である「タウンカー」の独壇場だったが、昨年マンハッタンを訪れたら、多彩な車種が用いられているのに驚かされた。
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