【スペック】カローラ アクシオ1.3X:全長×全幅×全高=4360×1695×1460mm/ホイールベース=2600mm/車重=1050kg/駆動方式=FF/1.3リッター直4DOHC16バルブ(95ps/6000rpm、12.3kgm/4000rpm)/価格=139万5000円(テスト車=140万5500円/オーディオレス4スピーカー=1万500円)

トヨタ・カローラ アクシオ1.3X(FF/CVT)/カローラ フィールダー1.8S(FF/CVT)【試乗記】

ニッポンの事情 2012.05.31 試乗記 トヨタ・カローラ アクシオ1.3X(FF/CVT)/カローラ フィールダー1.8S(FF/CVT)
……140万5500円/212万550円


「トヨタ・カローラ」がフルモデルチェンジした。ニッポンの伝統的コンパクトセダン/ワゴンはどう進化したのか? 2世代ぶりに復活した1.3リッターの「アクシオ」と、1.8リッターの上級版「フィールダー」を試した。

ハイブリッドは見送りに

コンパクトハッチやミニバンや軽自動車が繁栄するなか、減ってはいるが、それでも「カローラのお客さん」は確実にいる。むしろ浮動層が減ることで、「カローラでなきゃ」というユーザーの割合は増えている。そんな人たちのために「ニッポンのカローラ」をもう一度見つめ直しました、というのがこの11代目である。「グローバルに考えていると、どうしても最大公約数的なクルマになってしまうので……」とは、藤田博也チーフエンジニアの言葉だ。

アメリカで売っている「カローラ」は、太りに太って今や全長4555mm、全幅1760mmだが、今度の新型は5ナンバー幅に収めたのはもちろんのこと、フロントのオーバーハングを詰めて、全長を旧型より5cmカットの4360mm(アクシオ)とした。カローラのお客さんでボディーの大型化を望んでいる人は少ない、という現実を反映した結果だ。

ボディーバリエーションはこれまでどおりセダン(アクシオ)とワゴン(フィールダー)のふたつ。セダンは1.8リッターが落とされたかわり、1.5リッターの下に1.3リッターが加わった。しかし、この時代にハイブリッドの品ぞろえは考えなかったのかと聞くと、もちろん検討はしたそうだ。だが、中心価格帯が150万円台という、これまでの販売状況から考えて、採用は見送ったという。

新型カローラの目玉はエンジンもCVTも大きく変わった1.5リッターモデルだが、今回は発売前とあっておあずけ。チョイ乗りできたのは1.3リッターの「アクシオ1.3X」と「フィールダー」の「1.8S」である。

「アクシオ」は、全長が50mm短縮され、最小回転半径は5.1mから4.9mへと小さくなった。
「アクシオ」は、全長が50mm短縮され、最小回転半径は5.1mから4.9mへと小さくなった。
「アクシオ1.3X」のインストゥルメントパネル。エアコンのスイッチは、センタークラスターの手の届きやすい位置に配された。
なお、試乗車に装着されているカジュアルナビ(2011年モデル)=12万9150円、バックガイドモニター=2万7300円、ETC車載器ビルトインタイプ=1万448円はディーラーオプション。
「アクシオ1.3X」のインストゥルメントパネル。エアコンのスイッチは、センタークラスターの手の届きやすい位置に配された。
なお、試乗車に装着されているカジュアルナビ(2011年モデル)=12万9150円、バックガイドモニター=2万7300円、ETC車載器ビルトインタイプ=1万448円はディーラーオプション。
【スペック】カローラ フィールダー1.8S:全長×全幅×全高=4360×1695×1465mm/ホイールベース=2600mm/車重=1160kg/駆動方式=FF/1.8リッター直4DOHC16バルブ(140ps/6200rpm、17.5kgm/4000rpm)/価格=202万5000円(テスト車=212万550円/185/60R15 84Hタイヤ&15×5.5Jアルミホイール=4万7250円/ルーフレール=3万1500円/寒冷地仕様=1万6800円)
【スペック】カローラ フィールダー1.8S:全長×全幅×全高=4360×1695×1465mm/ホイールベース=2600mm/車重=1160kg/駆動方式=FF/1.8リッター直4DOHC16バルブ(140ps/6200rpm、17.5kgm/4000rpm)/価格=202万5000円(テスト車=212万550円/185/60R15 84Hタイヤ&15×5.5Jアルミホイール=4万7250円/ルーフレール=3万1500円/寒冷地仕様=1万6800円)
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