【スペック】S7スポーツバック:全長×全幅×全高=4980×1911×1408mm/ホイールベース=2916mm/車重=1945kg/駆動方式=4WD/4リッターV8 DOHC32バルブターボ(420ps/5500rpm、56.1kgm/1500-5200rpm)(欧州仕様車)

アウディS6(4WD/7AT)/S7スポーツバック(4WD/7AT)【海外試乗記】

欲張りなスポーツモデル 2012.05.22 試乗記 アウディS6(4WD/7AT)/S7スポーツバック(4WD/7AT)

ミドル級のアウディに、スポーティーな新型が登場。その見どころを、本国ドイツで開かれた試乗会からリポートする。

タダでは数字は減らさない

アウディのスポーティーモデル「Sシリーズ」に、二つのニューモデル、「S6」と「S7スポーツバック」が加わった。
なお、S6にはこれまで同様、セダンに加えてワゴンボディーの「アバント」も用意される。

いずれも、ダウンサイジングコンセプトで先鞭(せんべん)をつけたフォルクスワーゲングループのモデルにふさわしく、これまでの5.2リッターV10エンジンに代えて、新開発の4リッターV8ツインターボエンジンを搭載。S6は2011年にフルモデルチェンジした新型「A6」、S7スポーツバックは2009年デビューの「A7スポーツバック」をベースとして、スポーティーな「Sシリーズ」に仕上げられている。

もっとも、ライバルメーカーを見渡せば、トップレンジのスポーティーモデルからベーシックなエントリーグレードまでダウンサイジングコンセプトが盛ん。「ここはひとつ“元祖”として、一歩先を行っておかなければなるまい」とアウディのルパート・シュタートラー会長が言ったかどうかは知らないが、新たなテクノロジーが採用されることになった。

「シリンダーオンデマンドシステム(=気筒休止機構)」が、それだ。

先ごろデビューした新型のベントレー用V8と基本を同じくするこのエンジンは、負荷が小さいときに8気筒のうちの4気筒を休止させ、燃料消費を極限まで少なくする工夫が施されている。
気筒休止というアイデア自体は、決して目新しいものではない。ただし、アウディのそれは最新のテクノロジーによって一段と洗練され、4気筒モードでも8気筒モードと変わらない快適性を確保している点が特筆される。

アウディの最新「Sシリーズ」がそろい踏み。写真左から「S7スポーツバック」「S6アバント」そして「S6」。
アウディの最新「Sシリーズ」がそろい踏み。写真左から「S7スポーツバック」「S6アバント」そして「S6」。
フロントグリルとリアエンドには、そのパフォーマンスの高さを示唆する“S”のエンブレムが添えられる。
フロントグリルとリアエンドには、そのパフォーマンスの高さを示唆する“S”のエンブレムが添えられる。
「S7スポーツバック」の運転席まわり。しま模様のパネル類は、ウッドとアルミの積層材をスライスしたもの。
「S7スポーツバック」の運転席まわり。しま模様のパネル類は、ウッドとアルミの積層材をスライスしたもの。

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