スバル・レガシィ仕様変更 300psの新グレードも

2012.05.08 自動車ニュース
「スバル・レガシィツーリングワゴン2.0GT DIT」
「スバル・レガシィ」仕様変更 300psの新グレードも

「スバル・レガシィ」仕様変更 300psの新グレードも

富士重工業は、「スバル・レガシィ」シリーズの仕様を変更。新グレード「2.0GT DIT」を追加設定するなどし、2012年5月8日に発売した。

「レガシィアウトバック2.5i EyeSight」
「スバル・レガシィ」仕様変更 300psの新グレードも
インテリアの様子。写真は「レガシィツーリングワゴン2.0GT DIT」のもの。
「スバル・レガシィ」仕様変更 300psの新グレードも
3.5インチのカラー液晶を備える新デザインのメーター。
「スバル・レガシィ」仕様変更 300psの新グレードも

■3年越しの大幅改良

2009年5月に、現行型となる5代目がデビューしてから、ちょうど3年。スバルの基幹モデル「レガシィ」シリーズに、大幅なテコ入れが実施された。

エクステリアは、弟分の「インプレッサ」を思わせる新形状のグリルや、新しいヘッドランプ、ワイド感を強めたというバンパーなどでお化粧直し。
中でも「レガシィアウトバック」は、大型のフォグランプや専用グリル、バンパーなどで一段とSUVテイストが強調された。

いっぽうインテリアは、新たにダークメタリックの装飾パネルが採用され、シート表皮はより上質なものへとアップグレード。ドライバーの右手奥にあった電動パーキングブレーキスイッチは運転席と助手席との間に、ドライブモードの選択スイッチ(SI-DRIVEスイッチ)はステアリングホイール上に移されるなど、操作性の向上も図られた。
計器のデザインも変更され、新たな「ルミネセントメーター」を採用。燃費情報などが表示できる3.5インチのカラー液晶が中央にすえられた。

カメラを使って衝突を回避する安全技術「EyeSight」も“バージョン2(ver.2)”へと進化。画像処理速度が高められたことで、より正確かつスムーズな回避動作が可能となったほか、マルチインフォメーションディスプレイとの連動により、ドライバーの状況把握が容易になったとされる。

見えないところの改善もぬかりなく、シャシーやボディーの剛性もアップ。さらに、前後のダンパーやスプリングなどの設定も変更されたことで、「レガシィらしい軽快で安心感の高いハンドリングと乗り心地が実現できた」という。

新開発の2リッターターボエンジン「FA20DIT」。シリーズ最強となる、300ps、40.8kgmを発生する。
「スバル・レガシィ」仕様変更 300psの新グレードも
「FA20DIT」の単体写真。スポーツカー「BRZ」と同じ86×86mmのボア×ストローク値をもつ水平対向ユニットである。
「スバル・レガシィ」仕様変更 300psの新グレードも
「レガシィツーリングワゴン2.0GT DIT」のフロント回り。バンパー両サイドの「LEDアクセサリーライナー」は、新グレード「2.0GT DIT」専用のドレスアップパーツだ。
「スバル・レガシィ」仕様変更 300psの新グレードも

■次世代2リッターターボ「DIT」登場

今回のマイナーチェンジにおける大きな見どころは、2種類の新しい水平対向エンジンである。

これまで自然吸気の2.5リッターモデル「2.5i」に搭載されていた「EJ25」ユニット(170ps、23.4kgm)は、より豊かな低・中回転域のトルクと燃費がウリの、新開発2.5リッターユニット「FB25」(173ps、24.0kgm)にバトンタッチ。CVT(リニアトロニック)も、軽量・コンパクトな「インプレッサ」用のものに変更され、アイドリングストップ機構も搭載。アウトプットを向上させつつ、燃費は20%以上改善された。
なお、過給機付きの「EJ25ターボ」は据え置きとされ、「2.5GT EyeSight」(4WD/5AT)に搭載される。

もうひとつの新エンジンは、内径×行程=86×86mmのサイズをもつ2リッターターボユニット「FA20DIT」だ。
これは、2012年3月に発売されたスポーツカー「スバルBRZ」と基本を同じくする水平対向エンジンに、過給機(ターボ)が与えられたもので、「BRZ」とは異なるスバル独自の直噴システムが組み合わされる。アウトプットは、従来型の2.5リッターターボエンジン(285ps/6000rpm、35.7kgm/2000-5600rpm)を上回る、300ps/5600rpmおよび40.8kgm/2000-4800rpm。トランスミッションには、「EJ25」用と異なる、より大きなトルクに対応できるリニアトロニックが採用され、2.5リッターターボより20%優れた燃費を実現する。

この2リッターターボエンジンは、「レガシィツーリングワゴン」と「レガシィB4」に設定される新グレード「2.0GT DIT」に搭載される。
「2.0GT DIT」は「レガシィ」シリーズのなかで最もスポーティーなグレードと位置づけられ、専用デザインの18インチアルミホイールや専用エンジンカバー、大径マフラーカッター、ブルーステッチのシートなどがおごられる。また、サスペンションの剛性アップが図られ、専用チューンのダンパーやより太いスタビライザーが与えられるなど、シャシーセッティングも専用仕立てとなっている。

(写真=郡大二郎)
スバル・レガシィ仕様変更 300psの新グレードも

新しい「レガシィ」シリーズの価格は、「レガシィツーリングワゴン」が「2.5i」の243万6000円から「2.0GT DIT」の359万1000円までで、「レガシィB4」が「2.5i」の226万8000円から「2.0GT DIT」の343万3500円まで。
「レガシィアウトバック」には「2.0GT DIT」が用意されないものの、3.6リッターの6気筒モデルはそのまま継続。価格は「2.5i」の269万8500円から「3.6R EyeSight」の372万7500円までとなっている。

(webCG 関)

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