【スペック】全長×全幅×全高=3140×1705×1470mm/ホイールベース=2000mm/車重=990kg/駆動方式=FF/1.3リッター直4DOHC16バルブ スーパーチャージャー付き(130ps/5200rpm、18.3kgm/4400rpm)(テスト車はプロトタイプ)

トヨタGRMN iQ スーパーチャージャー(FF/6MT)【試乗記】

アツさ忘れぬオヤジたちに 2012.04.26 試乗記 トヨタGRMN iQ スーパーチャージャー(FF/6MT)

専用仕立ての内外装とパワフルなエンジンを持つ、特別な「トヨタiQ」に試乗。その実力は……?

意外性のかたまり

これは愉快だ痛快だ。「GRMN iQ スーパーチャージャー」でカッ飛ばすのは、ただのドライビングというよりスパーリングの感覚に近い。舞台は富士スピードウェイのショートサーキット。合計12周ほどしか許されなかったが、う〜ん、降りられませんなあ。

それにしても、「これぞホットハッチ本来の姿だ」と、胸いっぱいに叫びたい。最近どうも世の中みんなぜいたくに慣れちまったけれど、庶民的なサンダル代わりの実用車、つまり小さなホットハッチに鼻のアブラを擦り込んで、心臓(エンジン)や足(タイヤとサスペンション)をちょいとばかり強化。
「え〜っ、あのクルマが、こんなに!」と驚かせる意外性にこそ、ホットハッチの妙味が宿るはず。だったら、「トヨタiQ」に換骨奪胎的な手術を施した「GRMN iQ スーパーチャージャー」こそ、ホットハッチの代表みたいなものだろう。

全長わずか3m、まるでマンガみたいにかわいい側面観の「iQ」なのに、パドックで出会ってみると、かなり印象が違う。ほんの子犬だったはずが、ヒンズースクワット500回くらいして頑張ったのか、けっこう逞(たくま)しいのだ。
前後のバンパーを拡大して全長は3140mm(+140mm)に。グッと張り出したオーバーフェンダーで全幅は1705mm(+25mm)と筋肉増強剤を効かせたうえで、低く固めたサスペンションで、全高は30mmもダウンの1470mm。そこに、195/55R16 87V(ブリヂストン・ポテンザRE050A) の“生意気なタイヤ”を履いたあたり、「おとな子供」みたいな雰囲気だ。

外装の大部分がノーマルと異なる「GRMN iQ スーパーチャージャー」。ヘッドランプも黒塗装のものが与えられる。
外装の大部分がノーマルと異なる「GRMN iQ スーパーチャージャー」。ヘッドランプも黒塗装のものが与えられる。
アルミホイールはENKEIの「PF01」。ブレーキは、パッド、ローターともに専用品となる。
アルミホイールはENKEIの「PF01」。ブレーキは、パッド、ローターともに専用品となる。

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