【スペック】全長×全幅×全高=4480×1745×1490mm/ホイールベース=2700mm/車重=1440kg/駆動方式=FF/1.8リッター直4DOHC16バルブ(99ps/5200rpm、14.5kgm/4000rpm)+交流同期電動機(82ps、21.1kgm)/価格=420万円(テスト車=427万8855円/JBLプレミアムサウンドシステム=4万8300円/ETC車載器=1万6905円/電源プラグコード=1万3650円)

トヨタ・プリウスPHV G“レザーパッケージ”(FF/CVT)【試乗記(前編)】

つながるプリウス(前編) 2012.04.19 試乗記 トヨタ・プリウスPHV G“レザーパッケージ”(FF/CVT)
……427万8855円

外部からの充電機能や大容量バッテリーを備えるエコカー「トヨタ・プリウスPHV」に試乗。2回にわたるリポートの前編では、「プリウス」とは異なるその特徴を紹介する。

さらに磨いて新発売

2009年12月の市場導入から約2年、それまで官公庁や自治体など特定の利用者のみにリースされていた「トヨタ・プリウス プラグインハイブリッド」が、「プリウスPHV(以下PHV)」として2012年1月30日に一般発売された。

PHVについては、今更多くの説明は不要だろう。従来のハイブリッドカーより大型のバッテリーを搭載することで、EV(電気自動車)領域での走行距離を増やし、トータルの燃費性能を向上させることができる。つまり、より環境に優しいクルマとなっていることは容易に想像がつく。
駆動用バッテリーは、「プリウス」のニッケル水素電池より大容量かつ高出力なリチウムイオン電池を採用。リチウムイオン本来の特性もあるが、いわゆるバッテリーをマネジメント(制御)するコントロールユニットの性能向上も手伝って、回生充電量はニッケル水素電池の20%増しと、エネルギー回収効率にも優れる。

エンジン&モーター出力のスペックはプリウスと同じだが、モーターのみで走るEVモードとの複合燃費は、JC08モードで61.0km/リッター(「S」「G」グレード)。EVモードの走行可能距離そのものも、プリウスが実走行で2km程度だったのに対してカタログ上では26.4km、その際の最高速度も、60km/hから100km/hに。まさに、EVとしての実用性も大幅に高められているのである。

実はこのPHV、前述したリース車両の時にも試乗したことがある。その時は「何か、重くね?」という印象だった。それもそのはず、当時のPHV車の車両重量は1490kgで、ベースとなったプリウスの「S」グレードは1350kg。大人2人分の重量が加算されているのだから、誰が乗ってもそう感じるはずだ。さらに、当時のリチウムイオン電池は「ラゲッジルームの下に入りきらない」ため、ラゲッジフロアが持ち上がっており、荷物積載時はちょっと不便だったことも記憶している。

しかし、そこは天下のトヨタ。リース先の声なども真摯(しんし)に聞き入れ改良することで、今回の導入時にはバッテリーの小型化&高密度化に成功。EV走行の航続距離は、当初の23.4kmから26.4kmへと約13%改良、前述したネガティブな車重は1410kg(「S」グレード)と80kgの軽量化。ラゲッジフロアはフラットになり、バンパー部との段差も解消。さらにリース車両時に比べリアデッキスペースを大型化したことで本家プリウスと遜色のない使い勝手を実現している。

 

 
トヨタ・プリウスPHV G“レザーパッケージ”(FF/CVT)【試乗記(前編)】の画像
試乗会場に並べられた「トヨタ・プリウスPHV」。淡いブルーのボディーカラーは、普通の「プリウス」にはないイメージカラー「トゥルーブルーマイカメタリック」。
試乗会場に並べられた「トヨタ・プリウスPHV」。淡いブルーのボディーカラーは、普通の「プリウス」にはないイメージカラー「トゥルーブルーマイカメタリック」。
今回のテスト車は、最上級グレード「G“レザーパッケージ”」。LEDヘッドランプ(写真)やヘッドアップディスプレイが標準で備わる。
今回のテスト車は、最上級グレード「G“レザーパッケージ”」。LEDヘッドランプ(写真)やヘッドアップディスプレイが標準で備わる。
ラゲッジルームの床下には、リチウムイオンバッテリーが収まる。2009年12月に登場したリース用「プリウス プラグインハイブリッド」のものより、エネルギー効率が高められ、サイズはコンパクト化。荷室容量は当初の403リッターから443リッターへと拡大された。床下手前には、22リッターの予備収納スペースも確保される。
ラゲッジルームの床下には、リチウムイオンバッテリーが収まる。2009年12月に登場したリース用「プリウス プラグインハイブリッド」のものより、エネルギー効率が高められ、サイズはコンパクト化。荷室容量は当初の403リッターから443リッターへと拡大された。床下手前には、22リッターの予備収納スペースも確保される。
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