【Movie】レクサスが新型「ES」を発表【ニューヨークショー2012】

2012.04.05 自動車ニュース
米国のレクサス部門のマーク・テンプリン副社長が、新型「ES350」(左)と「ES300h」をお披露目した。
新型「レクサスES」シリーズ、米国でデビュー

【Movie】新型「レクサスES」シリーズ、米国でデビュー【ニューヨークショー2012】

トヨタ自動車は2012年4月4日、ニューヨークショー2012において、2013年モデルとなる新型「レクサスES350」および、同シリーズ初となるハイブリッドモデル「レクサスES300h」を発表した。

■売れっ子サルーンが新型へ

日本ではラインナップされていないが、北米市場におけるレクサスの最量販モデルが、「LS」とともに1989年のブランド設立時から存在していたアッパーミドルサルーンの「ES」である。
初代は日本でいう「トヨタ・カムリ プロミネント」をベースにアピアランスをレクサス風味に仕立てたものだったが、1991年に登場した2代目から2001年デビューの4代目までは、日本名「トヨタ・ウィンダム」と基本的に同じモデルだった。

初代ウィンダム(2代目ES)がデビューした際の、「国際線機長リチャード・ギブソン、レクサスES300にて動く。日本名ウィンダム」というフレーズが流れ、「Are You WINDOM ?」で締めくくられるテレビCMをご記憶の方も少なくないだろう。トヨタとレクサスのブランドが同格で、違いは単に国内向けと海外向けだったことに今となっては隔世の感を覚えるが、レクサスブランドの国内展開が始まった後の2006年に登場した5代目(先代)からは、ESは海外専売モデルとなった。同時に、すべてにおけるクオリティーが「レクサス基準」で見直されたという。

■より広く、より軽く

「高級車はFR(あるいは4WD)でなければ」という信仰が日本ほど強くないと言われる北米を主要なマーケットとするESは、当初から一貫してFFの「トヨタ・カムリ」のプラットフォームをベースとしている。新型もそれは同様だが、ホイールベースは先代(および現行カムリ)より1.8インチ伸びて111インチ(2820mm)となった。

その上に構築されるボディーは、先代と比べ全長が1インチ長い192.7インチ(4895mm)で、全幅は71.7インチ(1821mm)と変わらず、全高は1.4インチ高い51.7インチ(1313mm)。レクサスの新たなデザインアイデンティティーであるスピンドルグリルを採用したスタイリングは、クリーンでより低くプログレッシブなプロフィールを持つ。

この新しいボディーは、高張力鋼板の採用やスポット溶接箇所の増加などによって、先代より剛性が向上。サイズの拡大やより充実した装備にもかかわらず、車重はES350で先代の3605lbs(1635kg)に対して3549lbs(1610kg)と、25kgほどの軽量化も図られている。サスペンションとステアリングの改良も新型ES350およびES300hのセリングポイントのひとつで、剛性を高めたボディーと相まって、より正確なハンドリングと快適な乗り心地をもたらすという。

ボディーサイズ拡大の恩恵を最も受けたのが後席のスペースで、ニールームは2.8インチ(71mm)、レッグルームは4.1インチ(104mm)も拡大、さらにフロントシート下のフットルームも広くなっており、以前から定評のあった居住性がさらに向上した。開放感とセキュリティーの高さを両立させたモダンなデザインのインテリアは、高品質な素材で構成されている。

■ES初のハイブリッド仕様も

パワートレインは、ES350がデュアルVVT-i(可変バルブタイミング機構・インテリジェント)を備えた3.5リッターV6と6段ATのコンビネーション。ES300hはVVT-iを備えた2.5リッター直4のアトキンソンサイクルエンジンとベルトレスモーターを組み合わせた、ESとしては初のハイブリッドで、「ノーマル」「スポーツ」「エコ」そしてモーターのみの走行となる「EV」という4つのドライブモードが選択可能。EPA(米国環境保護局)の燃費評価基準では、市街地/高速の複合モードで40マイル/ガロン(17.0km/リッター)と予想されている。

これらの特徴に加えて、安全対策をはじめアメニティーや「レクサス・エンフォーム」と呼ばれるマルチメディアシステムなどの装備類もいっそう充実した新型ESシリーズ。レクサスでは、「テクノロジー、スタイルとパフォーマンスを兼ね備えた、既存のESオーナーはもちろん、新たな顧客をも引きつけるラグジュアリーセグメントのエントリーモデル」であるとうたっている。

(文=沼田 亨)

■レクサスがニューヨークショーで新型「レクサスES」を発表

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