【スペック】全長×全幅×全高=4370×1785×1440mm/ホイールベース=2645mm/車重=1440kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブターボ(180ps/5700rpm、24.5kgm/1600-5000rpm)/燃費=16.2km/リッター(JC08モード)/価格=309万円(テスト車=417万5000円)

ボルボV40 T4 SE(FF/6AT)【試乗記】

オシャレに見えても一本気 2013.04.17 試乗記 ボルボV40 T4 SE(FF/6AT)
……417万5000円

デザインの洗練度がさらにアップした最新のボルボ、「V40」に試乗。スマートな外観が目を引くが、安全装備もしっかりと進化していた。

オシャレだけど、たくましい

「V60」から「XC90」まで、「ボルボ」6台を乗り比べる機会を持ったのは昨年の紅葉の頃だった。もっとも2002年に発表されたXC90と2010年の「XC60」では、カタチもテクノロジーもずいぶん違っていて、21世紀に入ってからのボルボの変貌ぶりにあらためて感じ入ったのを思い出す。“質実クン”から“オシャレ坊や”へと変わっていく過程が、並べてみるとよくわかった。「V40」は昨年のジュネーブモーターショーのデビューだから、今のところ最新のボルボだ。

洗練度はさらにアップしている。とはいっても、オシャレ坊やというよりはたくましい青年のようだ。正面から見ると、顔つきは以前のモデルより彫りが深くなっていて、力感が増している。ボンネット上にはクリント・イーストウッドの頬の線のようなキャラクターラインが刻まれていて、表情に厳しさを与えている。鋭く削り取られたショルダーのエッジによって、側面から見ても陰影が濃くなった。そのラインはリアフェンダーにかかるとボリューム感を見せる柔らかな曲面に変化し、動物的で筋肉質な体格を強調するのだ。

リアスタイルはXC60を発展させたもので、サイズが小さいだけに抑揚のメリハリがさらに強調された。広く黒い縁取りされた曲面のガラスが、特徴的なリアコンビネーションランプとつながって未来的な印象を残すフォルムだ。リアハッチをここまでデザイン優先にすると、荷室容量が心配になる。事実、あまり広いとはいえない。「プレミアム・スポーツコンパクト」とボルボ自身が銘打っているように、“ワゴン”という発想からは遠く離れている。

テスト車にはオプションの「レザーパッケージ」(20万円)が装着されていた。
テスト車にはオプションの「レザーパッケージ」(20万円)が装着されていた。
夜間の室内照明を7色から選択できる「インテリア・シアターライト」を装備。室内の温度に合わせてカラー調節されるモードもある。
夜間の室内照明を7色から選択できる「インテリア・シアターライト」を装備。室内の温度に合わせてカラー調節されるモードもある。

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