第238回:空爆された工場から新型「フィアット500L」

2012.03.30 エッセイ

第238回:空爆された工場から新型「フィアット500L」

そのクルマ、セルビア製

フィアットが2012年3月のジュネーブモーターショーで新型5ドアワゴン「500L」を公開したことは、イタリア車ファンならご存じのとおりだ。ショー会場ではついぞドアキーが解錠されることがなく、フィアットファンとしてはちょっとしたお預け状態を味わったが、欧州では2012年秋から販売が予定されている。

このミニMPVは「L0(エルゼロ)」のコードネームで開発が行われてきて、ネーミングに関してはさまざまな臆測が飛んだが、最終的には往年の「フィアット500」の1モデルとして「500L」に決まった。

ラインナップ上は、従来のミニMPV「イデア」および「ムルティプラ」の後継車であることは明らかだ。しかしこの500Lに関し、もうひとつの関心は、その生産工場である。セルビアのクラグイェヴァツにある工場だ。

ジュネーブモーターショーに展示された「フィアット500L」。
ジュネーブモーターショーに展示された「フィアット500L」。
「500L」は2012年秋から欧州で発売される。
「500L」は2012年秋から欧州で発売される。

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大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト。国立音楽大学ヴァイオリン専攻卒にして、二玄社『SUPER CG』元編集記者、そしてイタリア在住20年という脈絡なき人生を歩んできたものの、それだけにあちこちに顔が広い。今日、日本を代表するイタリア文化コメンテーター。10年以上にわたるNHK『ラジオ深夜便』リポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストをはじめラジオでも活躍中。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『カンティーナを巡る冒険旅行』『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(ともに光人社)、電子書籍『イタリア式クルマ生活術』(NRMパブリッシング)など数々の著書・訳書あり。