【スペック】全長×全幅×全高=4800×1840×1480mm/ホイールベース=2750mm/車重=1530kg/駆動方式=FF/2.2リッター直4DOHC16バルブ ディーゼルターボ(175ps/4500rpm、42.8kgm/2000rpm)/燃費=20.0km/リッター(JC08モード)/価格=340万円(テスト車=348万4000円/Boseサウンドシステム+11スピーカー=8万4000円)

マツダ・アテンザワゴンXD Lパッケージ(FF/6AT)【試乗記】

マツダの満塁ホームラン 2013.04.07 試乗記 マツダ・アテンザワゴンXD Lパッケージ(FF/6AT)
……348万4000円

ワゴンで、しかもディーゼルでありながらスポーツカーのようなドライビングフィールを持つ「アテンザワゴンXD」。その魅力に迫った。

ワゴンのカタチをした「マツダ・ロードスター」

夜、自宅の駐車場に到着してエンジンを停止させると、静寂が訪れた。「いいクルマだなぁ」という声がした。私の声だった。独り言はぽろりと漏れる。

どこがいいって、このクルマはワゴンのカタチをした「マツダ・ロードスター」なのである。「人馬一体」。ドアが5枚あって、後ろに大人3人が座れる座席がついていて、乗車定員は2人乗りのロードスターの2.5倍、荷室は150リッター程度のロードスターの10倍広い。昔だったら、「バン」である。「自家用」なんていうステッカーを貼って、商品の仕入れとか配達とかに使う一方、たまの休みにはマイカーとして走らせるクルマなのである、本来は。
もちろん硬い屋根は閉じたままで開かない。それなのに、こいつは紛れもなくロードスターの化身である、と確信させるのである。

『化身』。原作・渡辺淳一、監督・東陽一、主演・黒木瞳なのである。新型「アテンザワゴンXD Lパッケージ」は黒木瞳と思っていただいて間違いない。清純派なのに脱ぐ。女優のかがみである。ワゴンなのにスポーツカー。実用派なのに気持ちイイ。自動車のかがみである。
できることなら、屋根の開閉するコンバーチブルをつくっていただきたいくらいである。ついでに申し上げれば、ロードスターのワゴンをつくったらどうでしょう。

 
マツダ・アテンザワゴンXD Lパッケージ(FF/6AT)【試乗記】の画像
最近のマツダ車のファミリーフェイスである「シグネチャーウイング」をアテンザも採用する。
最近のマツダ車のファミリーフェイスである「シグネチャーウイング」をアテンザも採用する。
 
マツダ・アテンザワゴンXD Lパッケージ(FF/6AT)【試乗記】の画像
関連記事
  • マツダ・アテンザワゴンXD Lパッケージ(FF/6AT)【試乗記】 2016.11.10 試乗記 デビューからおよそ4年がたち、マツダのフラッグシップモデル「アテンザ」にマイナーチェンジが施された。“人間中心の開発哲学”に基づき最新の技術を投入したという、改良版の仕上がりやいかに? ディーゼルのワゴンモデルで確かめた。
  • マツダ・アテンザセダンXDプロアクティブ(FF/6AT)/アテンザワゴンXD Lパッケージ(FF/6AT)【試乗記】 2015.1.16 試乗記 「マツダ・アテンザ」が「CX-5」とともに大規模なマイナーチェンジを受けて完成度を一段と高めた。2.2リッターディーゼルエンジンを搭載するセダンとワゴンのステアリングを握り、デビューから2年を経たフラッグシップモデルの“進化論”を検証した。
  • 第24回:300万円は出せません!! 2017.1.10 カーマニア人間国宝への道 清水草一の話題の連載。第24回は「300万円は出せません!!」。新春から新テーマに突入。ヨーロッパでディーゼル車の魅力にハマった筆者が、日本で買えるお手ごろ価格のモデルを次々と斬る! 果たして、カーマニアの眼鏡にかなうのは? 
  • MINIクーパーD クロスオーバー(FF/8AT)【試乗記】 2017.5.2 試乗記 より大きく、より豪華に生まれ変わった「MINIクロスオーバー」。もはやミニと呼ぶのがはばかられる“フルサイズカー”に進化した新型の魅力とは? 現時点でシリーズ唯一のFFモデルとなる「クーパーD クロスオーバー」に試乗して考えた。
  • マツダCX-5 20Sプロアクティブ(FF/6AT)【試乗記】 2017.4.14 試乗記 2リッターのガソリンエンジンを搭載する「マツダCX-5」のベースグレード、「20S」に試乗した。ディーゼルモデルが圧倒的な人気を集めるCX-5のラインナップにおいて、パワーもトルクも控えめに映る20Sの“存在意義”とは? その魅力を探った。
  • マツダ・ロードスターRF RS(FR/6MT)/ロードスターRF VS(FR/6AT)【試乗記】 2017.3.31 試乗記 クーペの快適性とオープンカーならではの気持ちよさを1台で味わわせてくれる「マツダ・ロードスターRF」。この欲張りなロードスターに2日間、距離にして約500km試乗し、“ちょい乗り”では決して見えてこない、その魅力の深奥に迫った。
  • マツダ・アテンザワゴンXD Lパッケージ(FF/6AT)/BMW 320dツーリング スポーツ(FR/8AT)【試乗記】 2015.3.13 試乗記 大規模なマイナーチェンジを受けて、より上質に磨き込まれた「マツダ・アテンザ」。しかし安穏とはしていられない。なぜならそこには強敵であるヨーロッパのプレミアムカーが立ちはだかっているからだ。例えば、走りへのこだわり。この点にかけては人後に落ちない「BMW 3シリーズ」と対面したときに、アテンザは一体どれだけ独自の個性を主張できるのだろうか。比較テストを試みた。
  • 特別な仕立ての「BMW 318i」200台限定で発売 2017.5.11 自動車ニュース BMWジャパンは2017年5月11日、洗練されたスタイリングとモダン&クラッシックなインテリアでスタイリッシュ感を高めたという特別仕様車「BMW 318iクラシック」を、200台限定で発売した。
  • スバル・インプレッサG4 1.6i-L EyeSight(4WD/CVT)【試乗記】 2017.5.10 試乗記 “素のグレード”の出来栄えにこそ、そのモデルの実力が表れる。スバルのCセグメントセダン「インプレッサG4」のエントリーモデル「1.6i-L EyeSight」に試乗。その走りや装備の充実度、静的質感などを通して、スバルの最新モデルの地力に迫る。
  • 第39回:最新ディーゼル4台イッキ乗り!
    おデブなMINIってアリなのか?
    2017.5.2 カーマニア人間国宝への道 清水草一の話題の連載。第39回は「最新ディーゼル4台イッキ乗り! おデブなMINIはアリなのか?」。サイズもお値段もマッチョなMINIクーパーSD クロスオーバーALL4をクルマ変態的視点で斬る!
ホームへ戻る