【スペック】全長×全幅×全高=4124×1786×1527mm/ホイールベース=2596mm/車重=1400kg/駆動方式=4WD/1.6リッター直4DOHC16バルブターボ(218ps/6000rpm、28.6kgm/1900-5000rpm)/燃費=13.5km/リッター(EUサイクル複合モード)(欧州仕様車)

MINIジョンクーパーワークス ペースマン(4WD/6MT)【海外試乗記】

手だれにささぐMINI 2013.04.03 試乗記 MINIジョンクーパーワークス ペースマン(4WD/6MT)
……453万円

MINI7番目の兄弟「ペースマン」にも「ジョンクーパーワークス」仕様が登場。一見“難解”なモデルだが、その目指すところは? ドイツ・フランクフルトから南へ走り、答えを得た。

クセダマが自動車の歴史を彩る

MINIにとって7番目のボディーバリエーションとなる「ペースマン」。ブランド内では「スポーツ・アクティビティ・クーペ(SAC)」と呼ばれている……そうだ。
よう意味がわからん。
そうお思いの御仁は多いかと思う。というか僕自身、このクルマを適切に説明しろといわれても言葉が見当たらない。

が、一方で個人的にはなんだか引かれてしまうのも確かだ。ユーティリティーのためにしつらえたクロスオーバーのトップをわざわざスラッシュカットして狭くした、「レンジローバー イヴォーク」のようなデザインに先進性と放蕩(ほうとう)感を覚えるのは、昔からセダンベースの2ドアクーペに萌(も)えてしまう自分の嗜好(しこう)からなのだろう。
「MINIクーペ」や「MINIロードスター」もそうだが、決して数が見込めないモデルをバンバン投げ込んでくる辺りは成功したブランドの余裕ということか。ただし、そういうクセダマたちが、自動車の歴史を彩ってきたこともまた確かなわけである。

そんなペースマンは日本でも去る3月2日=MINIの日にデビューしたわけだが、間髪を入れずその「ジョンクーパーワークス(JCW)」仕様の導入も発表されている。先日、ひと足先にフランクフルト〜ミュンヘンの500km近くを一気に走ってくる機会があったが、とかく尖(とが)った印象を抱くJCW銘柄の違った一面がしっかり垣間見えるツーリングとなった。

「JCWペースマン」のスペックは、先に発売されている「JCWクロスオーバー」のそれとほとんど変わらない。1.6リッター直噴ターボは218psをマーク、通常は1900rpmから発せられる28.6kgm(280Nm)の最大トルクは、全開等の高負荷時はスクランブル制御で一時的に30.6kgm(300Nm)まで高められる。0-100km/hで6.9秒という瞬発力も変わらないが、最高速はAT仕様で226km/hと、クロスオーバーより1km/h速いのは空力特性の変化によるところか。
全高はクロスオーバー比で25mm低く、ドアが2枚しかないという外観はともあれ、機能面で大きく違うことといえば、クロスオーバーはオプションで5人乗りの仕様も選べるが、ペースマンは4人乗り一本となっていることだ。

日本では2013年3月25日に発表された「JCWペースマン」。6MTと6ATが選べ、価格はそれぞれ453万円と466万円。
日本では2013年3月25日に発表された「JCWペースマン」。6MTと6ATが選べ、価格はそれぞれ453万円と466万円。
各所に赤い差し色を配し、スポーティーに装った室内。レッドステッチが施された3スポークステアリングが装着される。
各所に赤い差し色を配し、スポーティーに装った室内。レッドステッチが施された3スポークステアリングが装着される。
スポーツタイプのシートを標準装備。チリレッドのコントラストステッチがあしらわれる。
スポーツタイプのシートを標準装備。チリレッドのコントラストステッチがあしらわれる。
1.6リッター直噴ターボは218psと28.6kgmを発生する。
1.6リッター直噴ターボは218psと28.6kgmを発生する。

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