【スペック】全長×全幅×全高=4630×1777×1436mm/ホイールベース=2699mm/車重=1480kg/駆動方式=FF/2リッター直4DOHC16バルブターボ(211ps/5500rpm、35.7kgm/1200-4000rpm)/燃費=16.1-16.4km/リッター(EUサイクル複合モード)(欧州仕様車)

メルセデス・ベンツCLA250(FF/7AT)【海外試乗記】

メルセデスのビッグスリー的展開 2013.04.01 試乗記 メルセデス・ベンツCLA250(FF/7AT)

「Aクラス」などとFFシャシーを共有する、メルセデス・ベンツの小型4ドアクーペ「CLAクラス」が登場。その走りやいかに。南仏からの第一報。

メルセデスといえども……

かつてメルセデス・ベンツというメーカーは、大ざっぱに言えば、「Sクラス」と「Eクラス」、それにスポーツカーの「SL」という3つのモデルで商売をしてきた。また、ひとつのモデルを長くつくり続けた。その代わり、モデルチェンジの度にド偉い進化を遂げるため、それで十分ライバルに伍(ご)していくことができたのだ。メルセデスだけでなく、ヨーロッパの自動車メーカーは概してそういう傾向にあった。

これに対し、アメリカのビッグスリーは、早くからいろいろなモデルを取りそろえ、毎年細かいランニングチェンジを繰り返した。顕著なのがGMで、モデルチェンジの度に従来型が時代遅れに見えるよう、変化のための変化を繰り返した。古いマーケティング用語で「計画的陳腐化」と呼ばれる手法だ。日本の自動車メーカーは、どちらかというとビッグスリー的な手法で商売を続けてきた。

どちらが正しいということではないが、通信技術の進化などによって、人々がアクセスできる情報量が昔とは比べものにならないほど膨大になった現代では、商品が飽きられ、競争力を落とすのが早くなったため、メルセデスといえども、ビッグスリー的な商売を強いられるようになった。今ではビッグスリーに劣らぬモデルラインナップを取りそろえる。

そして今年、「CLAクラス」という新しいモデルが増えた。「A/Bクラス」が用いるFF用プラットフォームを用いた4ドアセダンだ。メルセデスは4ドアクーペと呼ぶ。さらに、彼らはこのプラットフォームから、「GLAクラス」というコンパクトSUVと、コンセプトは明らかになっていないものの、もう1車種つくると明言していて、都合5車種を取りそろえるという。

「Aクラス」や「Bクラス」とFFシャシーを共有する「CLAクラス」。日本には「CLA180」「CLA250」「CLA250 4MATIC」の3種類が導入される予定。
「Aクラス」や「Bクラス」とFFシャシーを共有する「CLAクラス」。日本には「CLA180」「CLA250」「CLA250 4MATIC」の3種類が導入される予定。
エアコンの丸い吹き出し口が視覚的なアクセントとなったインパネ。基本的なデザインは「Aクラス」とよく似ている。
エアコンの丸い吹き出し口が視覚的なアクセントとなったインパネ。基本的なデザインは「Aクラス」とよく似ている。
ヘッドレストが固定式となるシートのデザインも「Aクラス」に準じる。
ヘッドレストが固定式となるシートのデザインも「Aクラス」に準じる。
Cd値は0.23と、市販車としては非常に優れた部類に入る。
Cd値は0.23と、市販車としては非常に優れた部類に入る。

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