新型「レンジローバー スポーツ」が登場【ニューヨークショー2013】

2013.03.27 自動車ニュース
「レンジローバー スポーツ」
新型「レンジローバースポーツ」が登場【ニューヨークショー2013】

【ニューヨークショー2013】ランドローバーから新型「レンジローバースポーツ」が登場

英ジャガー・ランドローバーは2013年3月27日、ニューヨーク国際自動車ショー(会期:2013年3月27日〜4月7日)において、新型「ランドローバー・レンジローバー スポーツ」を発表した。

従来モデルよりボディーサイズを一回り拡大。車内空間の広さはもちろん、後席の乗降性も改善している。
従来モデルよりボディーサイズを一回り拡大。車内空間の広さはもちろん、後席の乗降性も改善している。
同クラスのSUVとしては初となる総アルミボディー。
同クラスのSUVとしては初となる総アルミボディー。

■総アルミボディー化により大幅な軽量化を実現

今回発表された新型「レンジローバー スポーツ」は、同クラスのSUVとして初めてボディーにオールアルミニウム構造を採用しており、従来モデルから車両プラットフォームの重さを39%軽量化。車両重量全体では、最大で420kgもの軽量化を実現した。(V6ディーゼルターボ搭載モデル同士の比較)

一方、ボディーサイズについては、全長×全幅×全高=4850×1983×1780mm、ホイールベース=2923mmと、従来モデルから全長を62mm、全幅を55mm、ホイールベースを178mm拡大している。広くなった室内空間には、これまでと同じ2列5人乗り仕様に加え、初めて3列7人乗り仕様が用意されるようになった。

エクステリアデザインは「レンジローバー」と「レンジローバー イヴォーク」の両方の特徴を併せ持ったもので、全幅を広げつつ前後のオーバーハングを切り詰めたことにより、よりモダンなスタイリングを獲得。空力特性にも配慮しており、より寝かせられたフロントガラスや傾斜したルーフラインなどにより、Cd値を従来モデルより8%ほど低い0.34〜0.37に抑えている。


新型「レンジローバー スポーツ」が登場【ニューヨークショー2013】の画像
新型「レンジローバー スポーツ」のインテリア。シフトノブの後ろに「テレインセレクト2」のモード選択ダイヤルが備わる。
新型「レンジローバー スポーツ」のインテリア。シフトノブの後ろに「テレインセレクト2」のモード選択ダイヤルが備わる。
4WDシステムには、ローレンジを備えた悪路走破性重視のものと、トルセン・ディファレンシャルを用いたものの2種類を用意。
4WDシステムには、ローレンジを備えた悪路走破性重視のものと、トルセン・ディファレンシャルを用いたものの2種類を用意。

■オフロード性能も抜かりなし

新型レンジローバー スポーツのサスペンションは前がダブルウィッシュボーン式、後ろがマルチリンク式で、ボディーと同じく軽量なアルミニウム製を採用。「ランドローバーブランド史上最高のオンロードダイナミクス」をうたう同車だが、オフロード性能についても抜かりはなく、ホイールトラベルはフロント260mm/リア 272mmと、クラストップレベルのストロークを確保している。
また、状況に応じて車高を自動調整するエアサスペンションも採用。調整幅は最大185mmとなっており、車高を上げれば278mmの最低地上高を確保する。渡河水深限界は従来モデルより150mm深い850mmとなっている。

駆動システムは2種類のフルタイム4WDを用意。一つはローレンジ付きの2段トランスファーケースを採用したもので、通常の前後トルク配分は、過酷なオフロード向けに50:50に設定している。
もう一つのシステムは、トルセン・ディファレンシャル付きの1段トランスファーケースを用いたもの。トランスファーケースはローレンジ付きのものより18kg軽量で、最大グリップをもつアクスルにトルクを自動配分することにより、あらゆる状況下で優れたトラクションを提供することができる。通常の前後トルク配分は、42:58に設定されている。

また、路面の状況に応じて最適な走行モードを選択できる「テレインレスポンス」は、今回から「テレインレスポンス2」と呼ばれる新型に進化。ローレンジの選択や車高のアップを勧めるアドバイス機能が追加されたほか、一部の高出力モデルには、コーナリング時のアンダーステアを軽減する「ダイナミック」モードも設定され、オンロードドライブをより積極的に楽しめるようになっている。

最上級モデルに搭載される5リッターV8スーパーチャージドエンジン。燃費に優れるディーゼルエンジンはいずれも排出ガスの浄化能力がEURO5止まりなので、日本への導入は期待薄かもしれない。
最上級モデルに搭載される5リッターV8スーパーチャージドエンジン。燃費に優れるディーゼルエンジンはいずれも排出ガスの浄化能力がEURO5止まりなので、日本への導入は期待薄かもしれない。
トランスミッションは全車8段AT。アイドリングストップ機構も標準装備となる。
トランスミッションは全車8段AT。アイドリングストップ機構も標準装備となる。

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■将来的にはディーゼルハイブリッドも登場予定

パワーユニットは全4種類の設定で、ガソリンエンジンは510psの5リッターV8スーパーチャージドと、340psの3リッターV6スーパーチャージドの2種類、ディーゼルエンジンは最高出力258psと292psの、2種類の3リッターV6ターボとなる。トランスミッションは、いずれも「8HP70型」と呼ばれるZF製8段ATとの組み合わせで、0-60mph(0-96km/h)加速は5秒〜7.1秒という動力性能を誇る。

環境性能にも配慮しており、アイドリングストップ機構を全車に標準装備。先述の空力特性の改善や、大幅な軽量化とも相まって、燃費は従来モデルから最大で24%も向上している。

なお、これら4種類のエンジンのほかにも、最高出力339psの4.4リッターV8ディーゼルターボを2013年内に追加。CO2排出量を169g/kmに抑えたディーゼルハイブリッド車も年内の受注開始、2014年の納車開始を予定している。

さらにランドローバーでは、「アルミボディーの採用による大幅な軽量化により、4気筒ガソリンエンジンを搭載した、車重2トンを切るモデルの設定も現実的となった」とアナウンス。近い将来、4気筒のダウンサイジングモデルが設定される可能性を示唆している。

グレードは「S」「SE」「HSE」「オートバイオグラフィー」の4種類。発売は2013年第3四半期を予定しており、最終的には世界169の市場での販売が計画されている。

(webCG)

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