【スペック】E350ブルーテック:全長×全幅×全高=4879×1854×1474mm/ホイールベース=2874mm/車重=1845kg/駆動方式=FR/3リッターV6ディーゼルターボ(252ps/3600rpm、63.2kgm/1600-2400rpm)/燃費=18.2km/リッター(NEDC<新欧州ドライビングサイクル>)(欧州仕様車)

メルセデス・ベンツE350ブルーテック(FR/7AT)/E250(FR/7AT)【海外試乗記】

誰もが望む方向へと進化 2013.03.28 試乗記 メルセデス・ベンツE350ブルーテック(FR/7AT)/E250(FR/7AT)

外観の変更のみならず、新しいエンジンや安全装備を搭載した新型「Eクラス」。スペインはバルセロナでその進化を確かめた。

見た目以上に中身が変わった

それにしても、まさかここまで大胆に変えてくるとは……。新型「Eクラス」のマイナーチェンジには本当に驚かされた。

長らく特徴としてきた独立4灯式ヘッドランプを、新デザインのコンビネーションランプに統合したフロントマスクを中心に、大掛かりな手が入れられたスタイリングは、従来よりも断然若々しい印象。リアの“ポントン”フェンダーも消え去って、よりシャープな印象を醸し出している。
そしてついにEクラスでも、「アバンギャルド」にはスターマーク内蔵のラジエーターグリルが採用された。日本向けは、1グレードを除いてすべてこれになるという。

率直に言って、もともとの直線基調のフォルムに、このフロントまわりがうまく溶け込んでいるかといえば微妙な気はする。けれど、メルセデス・ベンツの“攻めの姿勢”の表れだと思えば、次第にその多少の荒っぽさも悪くはないという気がしてきた。ましてや実際にステアリングを握った後には、そんな思いがますます強くなっていたのだった。

それは見た目以上に中身が大きく進化しているからにほかならない。まず注目はエンジン。目玉は「E250」が搭載する直列4気筒2リッター直噴ターボユニットだ。
従来の1.8リッターに代わるこのエンジンの最大の特徴は、ターボ過給にリーンバーン、そして高圧EGR(排気再循環)を組み合わせていることだ。複雑な制御を必要とするこの組み合わせの狙いは、高出力と圧倒的な低燃費の両立。実際、最高出力211ps、最大トルク35.7kgmというスペックの一方で、燃費は5.8リッター/100km(約17.2km/リッター)、CO2排出量は135g/kmという驚異的な数値を実現している。

「E350ブルーテック」が積むV型6気筒3リッター直噴ディーゼルターボにも大幅に手が入れられた。最高出力は52ps、最大トルクは8.2kgm向上。さらに低圧縮比化、ECOスタート/ストップ機能の搭載、可変エンジンマウントの採用などにより振動と騒音が引き下げられた。

「E250」に搭載される直列4気筒2リッター直噴ターボエンジン。211ps/5500rpmと35.7kgmを発生しながらも、17.2km/リッター(NEDC<新欧州ドライビングサイクル>)という低燃費を実現する。
「E250」に搭載される直列4気筒2リッター直噴ターボエンジン。211ps/5500rpmと35.7kgmを発生しながらも、17.2km/リッター(NEDC<新欧州ドライビングサイクル>)という低燃費を実現する。
デザインが一新されたヘッドライト。LEDヘッドランプを採用する。
デザインが一新されたヘッドライト。LEDヘッドランプを採用する。

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