走りのワゴン「メガーヌ エステートGT220」発売

2013.04.25 自動車ニュース
「ルノー・メガーヌ エステートGT220」

走りのワゴン「メガーヌ エステートGT220」発売

ルノー・ジャポンは2013年4月25日、スポーティーなワゴン「ルノー・メガーヌ エステートGT220」を同年5月16日に発売すると発表した。

 

 
ところどころに赤の差し色が使われるインテリア。トランスミッションは6段MTのみ。
220psを発生する2リッター直4ターボエンジン。車名はこれに由来する。

■最もパワフルな「メガーヌ エステート」

ルノー直属のスポーツディビジョン、ルノースポールが手掛ける車両は、フォーミュラ・ルノーなどのレーシングカーと、公道走行可能なスポーツモデルに分けられる。後者には「GTライン」「GT」「ルノースポール(R.S.)」の3タイプがある。

GTラインはボディーやインテリアなどをスポーティーに装い、それに見合った足まわりが与えられている。それに対してGTは、エンジンやブレーキも専用品として、快適性を犠牲にしない範囲で運動性能を高めている。もちろんR.S.は、走りを最優先に考えたグレードだ。

今回発売された「メガーヌ エステートGT220」は、「メガーヌ」の5ドアハッチバックとエステート(ワゴン)に設定されているGTラインと、2ドアクーペのR.S.との中間に位置するモデル。これにより、ルノースポールの息がかかった3タイプすべてが、メガーヌで選べるようになったわけだ。

「メガーヌ エステート」のGTは、2012年7月に60台限定販売の形で上陸した経緯があるが、今回は正式なカタログモデルとなる。しかも、ハンドル位置は左から右に移され、車名に「220」とあるとおり、エンジンのパワーアップも図られている。

R.S.と基本を同じくする2リッター直列4気筒ターボエンジンは、最高出力220ps/5500rpm、最大トルク34.7kgm/2400rpmを発生する。先に限定販売されたGTのアウトプットは180psと30.6kgm、R.S.が265psと36.5kgmだから、パワーについては両者のほぼ中間、トルクはむしろR.S.に近い。
トランスミッションは、R.S.と同じ3ペダルの6段MTで、ヒルスタートサポート、ストップ&スタート機能、減速時にエネルギー回生を行うエナジースマートマネジメント機能も搭載している。

パーキングブレーキは電動式。スイッチはセンターコンソール上に配される。
ラゲッジルーム。床下にも予備の収納スペースが確保される。
 

■スポーツ走行用アイテムも満載

サスペンションは、フロントが「メガーヌ クーペ」用をベースにR.S.のダンパーを組み合わせたもので、リアサスペンションのアクスル形状もR.S.と共通だ。ブレーキのマスターシリンダーもR.S.と同一。フロントのベンチレーテッドディスクは上級モデル「ラグナV6」用をコンバートしている。

電動パワーステアリングも、ダイレクト感を高め、路面の感触を伝えるスポーティーなチューニングとされ、ステアリングホイールはR.S.と同じ形状のものを採用。タイヤは225/40R18サイズの「ダンロップ・スポーツマックスTT」を履く。

ハッチバックやクーペより60mm長いホイールベースを持つエステートボディーは、フロントフォグランプマスクや電動格納式ドアミラー、ルーフバー、リアディフューザー、アルミホイールをブラックアウトして、精悍(せいかん)さをアピール。
ダークカーボンカラーでコーディネイトされたインテリアは、ルノースポールが手掛けたフロントシートやアルミペダルのほか、スポーツ走行に欠かせない7つの情報を表示するR.S.モニターも装備されている。

価格は、319万円。昨年限定された180psのGTは315万円だったから、性能や装備が向上していることを考えれば、むしろお買い得になったと言えるだろう。


(文=森口将之)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

メガーヌエステートの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • ルノー・メガーヌ エステートGTライン(FF/6AT)【試乗記】 2014.12.16 試乗記 「ルノー・メガーヌ」のワゴンモデルに、高効率をうたう1.2リッターターボエンジン搭載車が登場。小さなパワーユニットがもたらす走り、燃費、そして乗り心地などを報告する。
  • DS 3パフォーマンス ブラックスペシャル(FF/6MT)【試乗記】 2016.11.4 試乗記 「DS 3」史上最強の1.6リッターターボエンジンを搭載する限定車「DS 3パフォーマンス」に試乗。ビジュアル系にして体育会系でもあるスペシャルDS 3が“意味するところ”、それは山道でわかるだろう。
  • 「スバル・インプレッサ」の1.6リッターエンジン搭載グレード発売 2016.11.28 自動車ニュース 富士重工業は2016年11月28日、新型「スバル・インプレッサ」の1.6リッターエンジン搭載グレード「1.6i-L EyeSight」を同年12月20日に発売すると発表した。最高出力は115ps、最大トルクは15.1kgmで、トランスミッションにはCVTを採用する。
  • スバルBRZ GT(FR/6MT)【レビュー】 2016.11.28 試乗記 満を持して登場した「スバルBRZ」の最上級グレード「GT」。足まわりにおごられたSACHSダンパー、ブレンボブレーキは、走行性能に対してどのような影響を与えるのか。86/BRZ Raceで姉妹車「トヨタ86」を駆る筆者が、その走りをリポートする。
  • プジョー2008アリュール(FF/6AT)【試乗記】 2016.11.22 試乗記 「プジョー2008」がマイナーチェンジを受け、新しいパワーユニットとよりSUVらしいスタイリングを得た。激戦のコンパクトSUV市場に本気で挑む、新世代ブルーライオンの旗手の実力をリポートする。
ホームへ戻る