「アストン・マーティン ラピードS」日本上陸

2013.04.26 自動車ニュース
「アストン・マーティン ラピードS」
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「アストン・マーティン ラピードS」日本上陸

アストン・マーティンは2013年4月26日、4ドアのスポーツカー「ラピードS」を日本で初めて披露した。

 
「アストン・マーティン ラピードS」日本上陸の画像
 
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■リアドアのあるスポーツカー

これまでのアストン・マーティンのモデルサイクルを考えれば、2010年に「ラピード」が日本デビューを飾ってから、わずか3年で「ラピードS」へと進化したことに、まずは驚かされる。

ラピードSはラピードの流れをくむデザインが採用されてはいるものの、例えばおいそれとは変えられないエンジン搭載位置を19mm低めるなど、中身は新設計といえるレベルで手が加えられている。また、同じように見えてリアのフリップ(スポイラー)を新設するなど、主にエアロダイナミクスを追求した変更が施されている。

全長5020mm、全幅2140mm(ミラー含む)、全高1350mm、ホイールベース2989mmと、高さを除けばビッグサイズのクルマだ。ラピード同様に4つのドアを備える、居住性の高いクルマだが、アストン・マーティンの資料にはひと言も「セダン」とか「サルーン」といった言葉は見当たらず、必ず「4ドアスポーツカー」と表現されている。

レザーがふんだんに使われるのはもちろん、左右のフロントシート裏側にモニターが設置され、またバング&オルフセンのオーディオシステムが組み込まれるなど、車内はラグジュアリーに仕立てられる。居住空間は十分に確保されているが、リアに備わる独立した2座のバケットシートを見れば、このクルマがピクニックにふさわしいクルマではなく、4人を乗せてスポーツドライビングを楽しむクルマだということがわかる。

最新のV12エンジンは、従来モデル「ラピード」の477psに比べて81ps増しの558psを発生する。
最新のV12エンジンは、従来モデル「ラピード」の477psに比べて81ps増しの558psを発生する。
リアシート。大きなセンターコンソールが、居住空間を左右に分かつ。
リアシート。大きなセンターコンソールが、居住空間を左右に分かつ。
 
「アストン・マーティン ラピードS」日本上陸の画像

■さらに走りを極めるために

新世代の「DB9」や「ヴァンキッシュ」にも積まれ、彼らが「第四世代のAM11」と呼ぶ6リッターV12DOHCエンジンをラピードSも搭載する。最高出力558ps/6750rpm、最大トルク63.2kgm/5500rpmを発生。ラピードに比べ、最高出力は81ps、最大トルクは2.0kgm高められた。6段ATと組み合わされる。

車両重量は1990kgと絶対的には重量級だが、プラットフォームにはアルミが用いられ、カーボンパーツも随所にちりばめられており、軽量化に腐心したことがわかる。また、トランスアクスル化によって、48:52と理想的な前後重量配分を実現している。パワー・トゥ・ウェイトレシオは、3.57kg/ps。ライバルは効率を高めるためにこぞってターボエンジンを採用するが、フィーリングや特性を重視し、いけるところまで自然吸気エンジンを使う姿勢がアストン・マーティンらしい。

前後ともにダブルウィッシュボーン形式のサスペンションは、組み合わされるダンパーにアダプティブ・ダンピング・システムが組み込まれ、車内のガラス製ボタンを押すことで「ノーマル」「スポーツ」「トラック」から特性を選ぶことができるようになった。フロント245/40ZR20、リア295/35ZR20のブリヂストン製タイヤを履く。

価格は、2305万8457円。

(文=塩見 智)

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